#8:The Greatest
まるでカウ・パンクのように性急で痛快なナンバー。瞳を閉じればアメリカ南部の乾いた大地が脳裏に浮かびますな。もともとはバラード調の曲だったようで、どうもしっくり来ない……と頭を抱えていたところに、ブレイク・ミルズから「テンポをパンク・ロック調に速めたらどう?」と提案があり、これがバッチリとハマって現在の形になったのだとか。このガムシャラな疾走感は、アラバマの後輩に当たるベンジャミン・ブッカーとも通じるかも(両者のデビュー作は同じアンドリジャ・トキックがプロデュースを手がけている)。