ジェームス・エリス・フォード(James Ellis Ford)が5月12日(金)にソロデビュー・アルバム『The Hum』をリリース。アルバムから1stシングル“I Never Wanted Anything”が解禁された。
豪華アーティストを手がける敏腕プロデューサーが〈WARP〉からソロデビュー
アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)からデペッシュ・モード(Depeche Mode)、フォールズ(Foals)、ゴリラズ(Gorillaz)、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)といった大物アーティストのプロデューサーを手がけ、シミアン・モバイル・ディスコ(Simian Mobile Disco)のメンバーとしても知られるジェームス・エリス・フォード。彼が〈Warp〉と電撃契約し、5月12日(金)にソロデビュー・アルバム『The Hum』をリリースすることを発表。そして1stシングル“I Never Wanted Anything”を解禁した。
コンポーザーでありマルチ・インストゥルメンタリストであり、プロデューサーやソングライターとしても活躍するジェームス・フォードは、数々の大物アーティストたちと手を組んできたが、自身を全面に押し出すのではなく、あくまでも彼らのプロジェクトを成功させることに力を注いできた。だが今回初めて、ソロデビュー・アルバム『The Hum』によって、彼自身が舞台の中央に立とうとしている。
ブライアン・イーノに影響を受けた先行シングルが解禁
本作『The Hum』では、シーケンサーを一切使用せず、ソフト・シンセもDAWもなしにすべてを生で演奏。一度目か二度目の演奏をテープに直接レコーディングすることで、音楽には生き生きとした即時性が備わった。彼一人で何もかも演奏することは、歌うことに比べれば簡単だったと語っている。
今回リリースされた1stシングル“I Never Wanted Anything”で取り上げられるのは、人生の半ばに差し掛かって残された可能性のほとんどが視界から消え始めていることを悟りつつも、却ってそれが心地いいという状態だ。曲の背景には、ブライアン・イーノ(Brian Eno)のアルバム『Another Green World』に通じる精神が流れている。
あれは無人島に持って行きたいアルバムだ。絶対に外せない。シミアンのセカンドアルバムでイーノと一緒に仕事ができたのはすごく幸運だった。万全の形で制作に取り組むにはどうすればいいかと悩んでいた時期で、彼の心構えがいかに状況を一変させるかを目の当たりにできたのが大きな経験になった。こういった問題に向き合う彼の知性は誰にも引けを取らない。
James Ellis Ford
ジェームス・エリス・フォードのソロデビュー・アルバム『The Hum』は5月12日(金)にCD、LP、ストリーミング/デジタル配信で世界同時リリース。国内流通仕様盤CDには、解説書と歌詞対訳が封入される。ぜひお楽しみに。
James Ellis Ford – I Never Wanted Anything
RELEASE INFORMATION
The Hum
2023.05.12(金)
JAMES ELLIS FORD
〈WARP〉
【TRACKLIST】
01. Tape Loop #7
02. Pillow Village
03. I Never Wanted Anything
04. Squeaky Wheel
05. The Yips
06. Golden Hour
07. The Hum
08. Caterpillar
09. Emptiness
10. Closing Time