ロンドンを拠点に世界を股にかけ活躍を続ける日本人プロデューサー、アンカーソング(Anchorsong)が、〈Tru Thoughts〉から3作目となる最新アルバム『Cohesion』のリリースを発表。
BBC 6 Musicのアルバム・オブ・ザ・イヤーで5位を獲得するなど、飛躍を遂げた前作『Ceremonial』から2年、その進化の旅はさらに勢いを増している。
今回の発表に合わせて新曲“Testimony”がミュージックビデオと共に公開された。
Anchorsong – Testimony (Official Video)
2000年代後期に、最新鋭のスタイルを取り入れた、ポップでエモーショナルなエレクトロニック・ミュージックで注目を浴びながら、確固たる音楽性を確立すべく、ロンドンへ移住。プロデューサー、そしてライブアクトとしても進化を遂げ、UKの名門レーベル〈Tru Thoughts〉と契約。
ボノボやクァンティック、近年ではムーンチャイルドのヒットなど、独自の審美眼で、時代を超えて愛される良質な作品を世に送り出し続ける〈Tru Thoughts〉から、2011年に1stフルアルバム『Chapters』をリリースすると、ジャイルス・ピーターソンやローレン・ラヴァーン、ヒュー・スティーヴンスらUKを代表するトレンドセッターが賞賛。
そして2016年の2ndアルバム『Ceremonial』は、BBC 6Musicのアルバム・オブ・ザ・イヤーで5位を獲得するなど、さらに飛躍を続けている。
70年代のアフリカン・ミュージックを取り入れていた前作に対し、インドの伝統的なパーカッションと70/80年代のボリウッド映画のサウンドトラックからインスピレーションを得た今作が描くのは、リズムとメロディーの境界線を曖昧にするサイケデリックでダンサブル、そしてどこまでも自由な音楽の旅だ。
「タブラやドーラクといった打楽器の音色に魅力を感じて、インドの音楽を掘り下げるようになった。ラヴィ・シャンカルなどの古典音楽も聴いていたけれど、一番興味を持ったのは70年〜80年代のボリウッド映画の音楽だった。無数に存在するサウンドトラックを聴き漁って、サパン・ジャグモーハン、ラジェス・ロシャン、カリアンジ&アナンジといった作曲家たちの作る、カラフルでサイケデリックなダンスミュージックの虜になっていった。彼らの曲を繰り返し聴くうちに、リズムとメロディーの境界線が曖昧な音楽っていう、新しいレコードのコンセプトが形になっていったんだ。」 アンカーソング
音階を奏でることのできるタブラやドーラク等のインドの伝統楽器と、エレクトロニックなサウンドの融合。伝統楽器と電子音という一見対照的な要素と文化を組み合わせるというコンセプトは、アルバムのタイトルである『Cohesion(結合)』にも表れている。アンカーソングは、国境を越えた音楽の伝統とサウンドを組み合わせ、唯一無二の作品を作り上げた。
アンカーソング待望のニューアルバム『Cohesion』は、10月26日(金)に世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラックが追加収録され、解説書が封入される。
iTunes Storeでアルバムを予約すると、公開中の“Testimony”がいち早くダウンロードできる。