クラブ「青山蜂」が風俗営業法違反容疑で摘発されたことが1月29日に明らかになった。2016年の改正風営法施行後、初のクラブ摘発となった。
水曜日のカンパネラ・コムアイがTwitterでコメント
水曜日のカンパネラ・コムアイがオフィシャルTwitterで青山蜂の摘発について連続して投稿している。
青山蜂はいいクラブなので、なくならない気がします。自分がパフォーマンスをする場所ではないけれど、いっぱい栄養をもらって、音楽の清さに胸打たれる瞬間がたくさんあって感謝しています。10ルクスない暗闇に人が揺れて、音楽を粘土のようにして遊ぶ、欲望に弱く生命力の強い人たちを愛しています。
— コムアイ KOM_I (@KOM_I) 2018年1月29日
楽屋と舞台の境目がない場所で、大人たちが本気で遊びや音楽を練っていて、いくつかのクラブで面白いものいっぱい見せてもらって。自分のように表に出る顔を持つ人がどれだけ助けられているか。旅行してる変な外国人もいっぱい。例えばベルクハインがなければベルリンに行く人はどれだけ減るだろう?
— コムアイ KOM_I (@KOM_I) 2018年1月29日
楽屋と舞台の境目がない場所で、大人たちが本気で遊びや音楽を練っていて、いくつかのクラブで面白いものいっぱい見せてもらって。自分のように表に出る顔を持つ人がどれだけ助けられているか。旅行してる変な外国人もいっぱい。例えばベルクハインがなければベルリンに行く人はどれだけ減るだろう?
— コムアイ KOM_I (@KOM_I) 2018年1月29日
あと、クラブとひとことに言うとあまりに広くて、90%のクラブが嫌いだし、どの街でもそれをかんじる。好きな場所を見つけたら、可愛い子や話の合う人がいる。精度の高い出会い系のセグメント。
— コムアイ KOM_I (@KOM_I) 2018年1月29日
今回は誰かを責めたいんじゃなくて、好きなクラブがないから、小さなクラブはなくなっていいと思う人たちに向けて、それはどんな大きな木の根を切るようなことだか、誰にもわからない、ということをふまえてほしい。きれいなところから面白い文化はうまれない!
— コムアイ KOM_I (@KOM_I) 2018年1月29日
Zeebraが会長を務める「クラブとクラブカルチャーを守る会」も声明発表
Zeebraが会長を務める「クラブとクラブカルチャーを守る会」も摘発の報道を受けて声明文を発表している。
このたび、特定遊興飲食店営業の無許可営業で初の逮捕事例が出たとの報を受け、クラブとクラブカルチャーを守る会といたしましても、非常に残念に思っております。(毎日新聞報道 : https://mainichi.jp/articles/20180129/k00/00e/040/220000c)
2016年に施行された改正風営法は、特定遊興飲食店営業という深夜に飲食および遊興を提供する業態を新設しました。当会は、多くの方が安心・安全に楽しめる場所を創造し、ナイトカルチャーを活性化させることをその目的に掲げ、特定遊興飲食店営業の普及やクラブシーンにおけるマナー向上に尽力してきました。このことは、特定遊興飲食店営業を新設することで、夜間市場を開拓し、日本の経済発展を目指す風営法改正の目的にも資するものだと信じています。また、当会は、クラブが特定遊興飲食店営業の許可を取得し、地域社会の一員として、住民の方々と対話の機会を得ながら、営業を行っていくことが非常に大切なことであると考えています。
一方で、特定遊興飲食店営業の営業所設置許容地域が街の実情に見合わない狭い範囲で指定されてしまっているという現実もあります。このため、店舗の中には、特定遊興飲食店営業の許可を得たくても取得できない店舗も出てきていると聞いています。このような店舗は、特定遊興飲食店営業の許可を取得し、警察の指導を受けながら健全な営業を目指したいと考えているにもかかわらず、それが叶わない状況に置かれております。当会といたしましては、地域住民の方々の理解を得ながら、より広い地域で特定遊興飲食店営業を営むことができる環境が整備されていくことを願っております。
当会は、これからも多くの方々のご意見を伺いながら、ナイトカルチャー、クラブカルチャーの発展のためにどのようにすべきかを模索し続けていきたいと考えております。
2018年1月29日 クラブとクラブカルチャーを守る会