<FUJI ROCK FESTIVAL’17>
2017.07.29(SAT)
Aphex Twin@GREEN STAGE
特設ページでの謎のカウントダウン、<フジロック>での限定カセットテープ販売など2017年も何かと話題を集めていたAphex Twin(エイフェックス・ツイン)。
待望のステージで魅せた演出は、まさにエンターテイナーそのものだった。時折不穏なノイズを交えたテクノ・ミュージックはひたすらにかっこよく、会場を揺らし続けた。
その一方で注目すべきはスクリーンに映し出される個性的すぎるVJ。ドラえもん、アンパンマン、ジバニャンと日本を象徴する人気キャラクターが歪んだ姿で現れたかと思えば、カメラは切り替わり観客へ。観客の顔色はサーモグラフィのようにカラフルに変色し、かと思えばカメラアプリ『SNOW』のようにエイフェックス・ツインの邪悪な笑顔が観客の顔に貼り付く。
そして、最大の盛り上がりをみせたのは、なんといっても松居一代、タモリ、籠池泰典、ブルゾンちえみ、マツコ、アントニオ猪木、松居一代、野々村竜太郎元兵庫県議らの顔が、エイフェックスのビジュアルのように弄ばれスクリーンに映し出された場面。時事ネタが完璧に踏襲された映像の数々に、グリーン・ステージは爆笑の渦に包まれた。
それにしても、この特大ステージで1時間半轟音のテクノ・サウンドを聴かせられる存在は稀有であろう。エイフェックス・ツインの才能を改めて思い知らされた。
RELEASE INFORMATION
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