ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文が2018年に設立した「APPLE VINEGAR -Music Award-」が、2020年で第3回を迎える。この度、今回のノミネート作品10アルバムが決定し、本日から2020年版の特設サイトがオープンした!
Daishi Yamamoto、AAAMYYY、Dos Monosら10組がノミネート
「APPLE VINEGAR -Music Award-」は、新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞だ。
文学界での芥川賞を参考に、デビュー・アルバムに限らず、ミュージシャンがそのキャリア初期に発表した作品を評価する仕組みを作り、今後の作品制作をサポートする賞金を贈呈することで若手ミュージシャンを応援できれば、という思いを持ってスタートした。同時に、リスナーが新しい音楽と出会うきっかけとなれば、という思いも込められている。今年の開催向けて、後藤からの本人コメントも到着した。
今年もAPPLE VINEGAR賞の準備が整いました。
賞に込めた様々な思いを端的に書くのは難しいですけれど(長文はブログに書きました)、あえて一言で言うならば「夢や希望を将来の世代に手渡したい」。この言葉に尽きます。日本スゴイ!だなんて盲目的に思ったりしませんが、はっきりと面白いですよ、この国で生まれている音楽も。
10年、20年続いたときに振り返って、ほらね!と胸を張れる活動であったらいいなと思っています。いわば民俗史ですね。フォークロア。
今年も楽しんでいただけたら幸いです。
後藤正文
第3回のノミネートを果たしたのは、Black BoboiやDaichi Yamamoto、AAAMYYY、Sweet William、Dos Monos、長谷川白紙ほか計10組のアルバムだ。第3回となる今年も昨年発表されたアルバムから後藤が10作品をセレクトし、選考会を経て大賞が決定となる。今年の審査員は後日発表予定で、賞金は後藤が10万を用意、坂本龍一から10万円、亀田誠治から10万円が拠出された。
選考会と授賞式の模様は、昨年同様「APPLE VINEGAR -Music Award-」のサイトで詳細にレポートされる予定だ。ピックアップされたフレッシュなノミネート作品を聴きながら、今年の大賞を予想しよう!
第3回APPLE VINEGAR –Music Award-
ノミネーション 10作品
【ノミネート作品】
1.『Agate』Black Boboi
2.『Andless』Daichi Yamamoto
3.『BODY』AAAMYYY
4.『Brown』Sweet William
5.『Dos City』Dos Monos
6.『Down the Valley』NOT WONK
7.『Q曲』東郷清丸
8.『エアにに』長谷川白紙
9.『けものたちの名前』ROTH BART BARON
10.『毎日来日』なみちえ
※Album Titleアルファベット順