aquarifaが来る3月15日、代官山UNITにて行われた自主企画イベント<言葉が君にとどくまで>を成功に収めた。この日のライヴは、“ジャパニーズロックバンド”を旗印に掲げ、それを真摯な歌と演奏で真っ直ぐに伝えるircleと、3本のギターを擁し、そこから放たれるシューゲイザーな音世界に、外に問いかけるかのような内省的な歌詞と歌が魅力なSuck a Stew Dryをゲストに迎え、aquarifaはトリに登場。この日用意された特製のVJも交え、彼らの音世界を聴覚や視覚のみならず、感覚も交え多くの者を刺激していき、アンコールも含め全9曲、約50分のステージを熱演した。
また、この日はaquarifaの新曲が収録された缶バッヂ型携帯デジタルオーディオプレイヤー「PLAYBUTTON(※)」も会場先行で発売開始。当日の日付にちなみ用意された315個は、勢いよく売れていた。その「PLAYBUTTON」をQetic編集部も入手。早速聴かせてもらい、仕込まれていたスペシャルコンテンツにもトライしてみた。すると、新曲の良さはもとより、付属の特典にも色々と驚きや発見が…。
※「PLAYBUTTON」…音源を中に閉じ込め、イヤホンを差し込めばその場で聴ける携帯型音楽プレーヤー。
“こりゃ、色々と考えられてるな…”
というわけで、aquarifaのアートディレクション全般を手掛け、この「PLAYBUTTON」の内外のアイデアを色々と具現化した、LUCK’A Inc.のKATO氏に早速、話を聞いてみた。「まずメンバーから、『付加価値のある音源を当日の会場で販売をしたい』『来場者特典にスタッフPASS風のものを作りたい』との相談があったんです。企画のタイトルが<言葉が君にとどくまで>だったので、この言葉から連想できる付加価値のあるモノを考えて提案したのが、「PLAYBUTTON」でした」(LUCK’A Inc. KATO)
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実はこの「PLAYBUTTON」。封入されていたパスコードを入力するとスペシャルコンテンツが楽しめる特典付き。そこには現物にはつけられなかった歌詞カードがダウンロードでき、スペシャル音源や写真がスライド形式で楽しめるシステムと連動していたのだ。「ただし、「PLAYBUTTON」にはCDのように歌詞カードが付けられなかったんです。とは言え、aquarifaの魅力のひとつでもある歌詞(言葉)をしっかりと届けたいという想いもあり、新世代のストリーミングシステム「ラカスト」を用いて、それを具現化していったんです。いわゆる「PLAYBUTTON」を購入した人に個別でパスコードを発行し、「ラカスト」を通して、特典画像や音源がストリーミングでき、且つブックレットデザインがダウンロードできる。そんな施策を試みました」
加え、ライヴ当日には全員に来場特典としてスタッフPASS風のステッカーをプレゼント。そこにもパスコードがついており、ライブが終わってもなお、aquarifaからお礼の言葉がプレゼントされるサービスを「ラカスト」を通し実施した。
「そこでは当日のお客さんたちと撮った写真やオフショットも閲覧でき、ライブの余韻に浸ることができるようにしました。これらは全て、“aquarifaメンバーからのファンの人たちに今の自分たちの言葉をしっかり届けたい”という気持ちの強さを上手く表すことの出来たスペシャルコンテンツだったと実感しています。ちなみに、ライブの転換中にステージ上に投影されている映像も、弊社で作ったんです」
当日、ほぼ完売した、aquarifaの「PLAYBUTTON」。まだ若干、ECで購入できるようなので、興味を持った方は是非、購入し、新曲を聴きつつスペシャルコンテンツも楽しんで欲しい。
Release Information
Now on sale! Artist:aquarifa(アカリファ) Title:月明かりのせいにして redrec/sputniklab inc. RCSP-0041 ¥1,890(tax incl.) |