最新アルバム『KiCki』がグラミー賞にノミネートされたことでも話題のアルカ(ARCA)が、4曲入の最新マキシ・シングル「Madre」をリリースした。
ARCAが最新マキシシングル「Madre」をリリース!
タイトル曲“Madre”は、HBOの人気ドラマ『EUPHORIA』のためにアルカが書き下ろしたオリジナル・スコアをベースに、その一部を再構築した作品だ。数年前にアルカ自らがチェロを弾きながら歌った収録曲“Madreviolo”のレコーディングでアウトテイクとなった未加工のボーカルに、オリヴァー・コーツ(Oliver Coates)がチェロを追加して完成。ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood)やアクトレス(Actress)、ローレル・ヘイロー(Laurel Halo)などと共演するほか、トム・ヨーク(Thom Yorke)が自身のツアーのオープニング・アクトに指名するなど、数多くのミュージシャンから熱い支持を得ているオリヴァー・コーツの演奏にも注目だ。
またYouTubeでは、アロン・サンチェスが手がけた同楽曲のビジュアライザーが公開されている。アルカとオリヴァーのコメントも到着したので合わせてチェックしてほしい。
この“Madre”は私が思い描くことはできても、形にすることができないアレンジを必要としていた。そして、オリヴァーと音源をシェアして楽曲がその全貌を露にして戻ってきた時にはまさに強いケミストリーを感じることができた。
アルカ
アルカが送ってくれたアカペラに伴奏を書いて送り返したら、彼女がすごく気に入ってくれた。そこから9日間缶詰でこの素晴らしい歌声に合うような繊細な演奏を何度もレコーディングした。まるで大聖堂の奥にあるゴースト・オーケストラのようなハーモニーとリズムが現れたこのバージョンに辿り着くまでね。
オリヴァー・コーツ