ベネズエラ出身のアーティスト、歌手、DJ、パフォーマー、モデル、画家、ポップディーバ、実験音楽作曲家であるアルカ(ARCA)が待望のアルバム『KICK ii』を12月3日(金)にリリースすることが決定。さらに『KICK ii』の1stシングルとなる、シーア(Sia)をフィーチャーした“Born Yesterday feat. Sia”のミュージックビデオも公開となった。
ARCA待望の新アルバム『KICK ii』がリリース決定!Siaとのコラボ曲MVも公開
9月27日に、以前から予告されていた“Incendio”というタイトルの、炎がほとばしるようなトラックを発表し、復帰を果たしたアルカ。アルバム『KICK ii』は、2020年のグラミー賞にノミネートされた作品『KiCk i』に続くものとなっている。先週には、『KiCk i』がラテン・グラミー賞の「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」にもノミネートされたことも話題に。
アルカの中に存在する複数の自己状態を表現するために考案されたアンソロジーである『KICK ii』は、すべてアルカが制作を手掛けたオリジナル曲となっており、カードプッシャー(Cardopusher)、ボーイズ・ノイズ(Boys Noize)、ミカ・レヴィ(Mica Levi)(ミカチュー)、ワンダーガール、キュービーツ(Cubeatz)、シーアによるプロダクションや作曲が加えられた合計12曲が収録されている。
自らの多様で濃密な作品を生み出すだけでなく、彼女はレディー・ガガ(Lady GaGa)、ビバリー・グレン・コープランド(BEVERLY GLENN-COPELAND)、ビョーク(Björk)、カニエ・ウェスト(Kanye West)、フランク・オーシャン(Frank Ocean)、FKAツイッグス(FKA twigs)の制作を手がけるほか、近代美術館、クリスチャン・ディオールの22年ショー、HBOのテレビシリーズ『Euphoria』、アクネ・ウィメンズの22年春夏ショー、バーバリー2020年のショーに出演し、ニューヨークの新しいアートセンターThe Shedでは4夜にわたるレジデンスを務めてきた。そして、彼女はGLAADメディア賞にノミネートされ、グラミー賞にノミネートされた初のノンバイナリー・アーティストでもある。自身のアルバムアートを描き、ボッテガヴェネタ、カルヴァン・クライン、ロエベでモデルを務め、次世代の楽器を共同でデザインし、AIを導入した。コミュニケーションツールDiscordでは、彼女をフォローする自称「ミュータント」のグループ構築していることも注目されている。さまざまなシーンで活躍し続け、期待が膨らむ最新作もぜひチェックしてほしい。