今週末10日(日)に開催される第61回グラミー賞式典でパフォーマンスする予定だったアリアナ・グランデ(Ariana Grande)が、主催者側との交渉が難航し、出演をキャンセルするに至ったそう。なんと式典出席の可能性さえも危うくなっているようだ。
複数の関係者がVariety誌に明かしたところによると、主催者側はアリアナに最新シングル“7 Rings”のパフォーマンスを当初許可せず、その後メドレーの一部になら許すという形で合意したものの、別の曲についても主催者側が選ぶという厳しい条件をアリアナに突きつけたことで、折り合いが付かなくなったんだとか。
Ariana Grande – 7 rings
そしてアリアナは別の出演者にはそのような制限が設けられていない、として降板を決意したという。
彼女は今年度の式典で『God is a woman』が最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、『Sweetner』が最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムにそれぞれノミネートされており、昨年の音楽シーンで最も活躍したアーティストのひとりといっても過言ではないにも関わらず、こうした扱いを受けるとなると、主催者側に問題があるのではないかと疑われても仕方がないだろう。
昨年は、グラミーを主催するレコーディング・アカデミーの会長であるニート・ポートナウ氏による女性蔑視とも取れる発言が話題になった。結局、その頃から体制がなんら変わっていない、ということなのだろうか?