Awichと、沖縄を拠点に活動する表現者KUNIKOによる特別なコラボレーションパフォーマンス「Awich × KUNIKO Inspired by Mao Ishikawa “Red Flower”」の映像がYouTubeにて公開された。
本作は、2025年4月に京都で開催された「KYOTOGRAPHIE & KYOTOPHONIE 2025」のオープニングセレモニーで披露されたライブパフォーマンスを収録したもの。

Awich × KUNIKO Inspired by Mao Ishikawa “アカバナ” at KYOTOGRAPHIE & KYOTOPHONIE 2025 Opening Ceremony

舞台となったのは、世界的な写真祭「KYOTOGRAPHIE」と、音楽フェス「KYOTOPHONIE」が交差する京都。本作は、沖縄出身の写真家・石川真生による写真展「アカバナ(Red Flower)」から着想を得て制作されたもので、戦後80年・沖縄復帰53年という節目の年に、沖縄の過去と現在を結ぶパフォーマンスとして位置づけられている。

Awichは自身の詩「Okinawan Women」を、石川真生捧げる形でリライトし朗読。さらに沖縄民謡やラップ唱法を取り入れた新曲「いなぐんちゃー口説」を日本語・沖縄語・英語で初披露。米軍パラシュートで仕立てたドレスに身を包み、歴史に翻弄されながらも強く生き抜く沖縄の女性たちへ、静かで力強い敬意を表現している。

Awich × KUNIKO、沖縄写真家・石川真生にインスパイアされた特別パフォーマンス映像を公開|KYOTOGRAPHIE & KYOTOPHONIE 2025 KUNIKO

KUNIKO
東京で DJ として音楽キャリアをスタート。ルーツである沖縄に拠点を移し、琉球古典/沖縄⺠謡/首里クェーナ、島に根差した唄三線を学び、「継承と創生」をテーマに、Bigknot Records で、⺠謡を現代的な視点で表現するオリジナルスタイルを追求。2024 年自身初となる Ep「Identity」リリース。

歴史と音楽、言葉と身体、祈りとパフォーマンス。この映像作品が持つのは、記録でも記憶でもない——“現在”そのもの。ぜひ、目撃してほしい。