デビューアルバム『Dinking In The Shadows of Zizou』や2ndアルバム『22.02.85』の独自性から期待の存在という位置付けを確立し、ジェイミー・カラム(Jamie Cullum)、ジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)、ヒュー・スティーブンス(Huw Stephens)からも大きな支持を受けているマルチ・インストゥルメンタリスト、バスティン・ケブ(Bastien Keb)の新曲“Rabbit Hole”が本日リリースされた。
Bastien Kebの新曲“Rabbit Hole”がリリース
トム・ウェイツ(Tom Waits)、サン・ラー(Sun Ra)、アリス・コルトレーン(Alice Coltrane)、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)らに影響を受けて育ち、楽曲制作を始めたバスティン。彼が生み出す、ジャズ、ソウル、ファンク、ヒップホップのテイストが融合した独特の音色は、インプレッションズ(The Impressions)やデルフォニックス(The Delfonics)をも彷彿とさせる。
自身がこれまでTV/映画用の音楽制作で生計を立ててきたことから、アイザック・ヘイズ(Isaac Hayes)のサントラをも想起させるそのシネマティックなサウンドについてバスティンは、「暖かみがあって不鮮明で下品だけど正直。過剰生産や過度な分析に対する解毒剤のような音楽」と打ち明けている。
今回リリースされたサイケデリック・フォークの新曲“Rabbit Hole”では、本人が述べるようにどこか朧げな音景が紡がれ、その中で彼の確固とした存在感が発揮されている。今年にリリースを予定しているという3rdアルバムも是非お楽しみに。
Rabbit Hole
RELEASE INFORMATION
Rabbit Hole
2020年6月26日(金)
Bastien Keb
Gearbox Records
¥255(tax incl.)
トラックリスト
1. Rabbit Hole