〈Hyperdub(ハイパーダブ)〉のKODE9から指名を受けて<BOILER ROOM>に出演するなど世界のアンダーグラウンドクラブミュージックシーンで支持を受けるBROKEN HAZE。その彼が発足したクリエイティブチーム、BETAPACKが新作アルバム『MIND PROCESSOR』をリリース。
音楽だけではなく映像・アパレルプロデュースでも注目を集める
活動は音楽だけではなく映像・アパレルプロデュースなど多岐に渡る。LEDやストロボをコントロールし、シンセ・ギター演奏を取り入れたオーディオビジュアルセットが現場で話題に。
2050年のバンドサウンドを想像して作られたかのようなクラブミュージックとは一味違うフューチャーサウンドを提案し、クラブシーンだけでなくインストバンドシーンでも注目を集めていた。
BETAPACK – OVERCLOCK ( from ALBUM ◣MIND PROCESSOR◥ )
その証拠・裏付けとなるのが第一線で活躍するプレイヤーの参加だ。収録曲“PROXY”ではバンド、あら恋、DALLJUB STEP CLUBで活躍するドラマーGOTO、同グループとWOZNIAKとして活動するYuta Hoshiによるツインドラムが炸裂する。
BETAPACKの楽曲はデビュー前から音楽シーンだけにとどまらずファッション業界でも目に留まる。本アルバムに収録される楽曲“SHADOWSTARTER”は、adidas(アディダス)とのコラボでも知られる日本が世界に誇るブランド・White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)のパリコレランウェイですでに採用されている。
SKY-HI、DÉ DÉ MOUSE、80KIDZらからのコメントも到着している。
SKY-HI
流行りのサウンドと自分のスタイルの距離感って、作る人間としてもリスナーとしても音楽を好きな人間にはとてもセンシティブな問題で、音色一つ取ってもアップデートする為にはトライ&エラーの繰り返しがつきものとは思うのですが、「未来のバンドサウンド」にたどり着いた例は見たことないです。 バンドサウンドが兼ねてからもつ所謂「エモさ」やダンスミュージックのループ感に展開、文字にすると簡単だし後からの足し算にも見えるかもしれないけれど、それがまるでパーマネントのバンドかの様に自分達のスタイルとして鳴っている様は、最早異常でした。 これはバンドサウンドの未来でもダンスミュージックの未来でもあって、それ以上に「2018年のBETAPACK」という現象の様に感じます。踊れるし泣ける!
DÉ DÉ MOUSE
ポストフューチャーからやってきた異能集団BETAPACKのパンクロックサウンド!!
ALI&(80KIDZ)
閉塞感を打ち破る突き抜けたサウンド。常に先を走ってるOVERCLOCK..この瞬間を見逃すな。
JUN (80KIDZ)
BETAPACKがソリッドな質感で描く『光』と『闇』の世界。音楽だけでなくファッションなど多岐に渡る活動が目を引く彼等ならではの洗練された世界観が楽しめました。
George(MOP of HEAD)
BETAPACKリリースおめでとうございます。勝手な意見ですが、信念を持って音楽をやっている人たちのフィジカル盤って、やっぱり説得力あります。説得力ある音は飛べる。BETAPACKは最高に飛べる。
照井淳政(ハイスイノナサ)
ずっと以前から気になっていた方とお仕事させて頂けて、大変光栄でした(ドラムレコーディングを担当)。1人でも多くの方にBETAPACKが体験されることを願います。
GOTO(DALLJUB STEP CLUB / あらかじめ決められた恋人たちへ)
BETAPACKはクールで独創性があり、めちゃくちゃフィジカルなバンドだと思います。星くんと“Proxy”に参加させてもらってとても光栄でした。アルバムを聴いてる最中ですが、他の曲でも叩きたい欲がマシマシなのでまたやりたいなぁ◎
YUTA HOSHI(WOZNIAK / DALLJUB STEP CLUB / OUTATBERO)
黄金リフ地獄! 無限キメ地獄! ライブを何度も観て、BETAPACKは映像とのシンクロ含めて体感してなんぼかと思っていましたが、音だけでも超最高でした。音と映像、打ち込みと生演奏、ダンスミュージックとロック、隣り合ったり相対している様々な要素のあいだを見事にすり抜けながら「それ!最高!」というポイント全てを掻っ攫っています。格好良すぎて全世界が嫉妬しちゃうスタイルだと思います。1曲に2名のドラマーを招きあらゆるビートが炸裂している“Proxy”がイチオシです!
John Natsuki
なんとなくヴィジュアルイメージからクールな音楽だと勝手に思ってたのですが、良い意味で裏切られました。耽美的なピアノが出てくる展開や、昨今あまり聴かない攻撃的なギターサウンドやトラックは、プリミティヴなサウンドを大事にしている印象で、基本的なサウンドはクラブミュージックだとしても明らかにロックしてると感じます。ジャンルが入り混じった現代だからこそのオルタティヴを提示した、一つの形がこの音楽なんじゃないでしょうか。
未来を予測するかのような2050年のバンドサウンド
この無機質なインダストリアルサウンドと叙情的なメロディーが交差する様は、すべてが自動化された近未来世界とそれに抗う人間の感情が戦っているかのような矛盾を体現している デジタルと感情が侵食し合う。
まさに未来を予測するかのような2050年のバンドサウンドを体感していただきたい。