海外フェス行っちゃう？英国の人気フェスBestivalの魅力

2016年は＜Bestival＞で海外フェスデビュー！？　今回は、世界を旅するFestival Junkieが、英国で開催される＜Bestival＞という音楽フェスの魅力に迫ります。というのも、この＜Bestival＞、日本ではまだまだ知名度は低いですが、フェス好きの日本人にぜひ紹介したいと思わせてくれる魅力がたくさん詰まった個性的なフェスなのです。

ちなみにFestival Junkieもプロジェクトが発足してから2年連続で参加していますが、2014年にはUKベストフェスに選ぶほどの、入れ込みっぷり。2015年の最新情報を盛り込みながら、＜Bestival＞の魅力を紹介していきます。

イギリス人に愛される＜Bestival＞とは？

Bestival 2015: Summer of Love Official Aftermovie

＜Bestival（ベスティバル）＞は、2004年からイギリス南西部のワイト島で開催されている英国の人気フェス。昨年ちょうど10周年を迎え、デュラン・デュラン、ケミカル・ブラザーズ、ミッシー・エリオット、アンダーワールドらが出演しました。10周年だから豪華なラインナップが揃ったというわけではなく、毎年豪華かつ個性的なアーティストがズラリと並ぶのもこのフェスの魅力です。また＜Bestival＞が他のフェスと違うのは、毎年その年のフェスのテーマが発表され、それにあわせたドレスコードが発表されるということ。ハロウィンに劣らない英国人の全力のコスプレやドレスアップは一見の価値ありです。

日本人にオススメ！＜Bestival＞が魅力的すぎる3つの理由

①豪華アーティストたちの熟したプレイを堪能できる！

＜Bestival＞の魅力は、何と言っても豪華なラインナップ。フェスの触れ込みで、「豪華なラインナップ」というのは、よく聞きますが、＜Bestival＞にはラインナップが必然的に豪華になる理由があるのです。というのも、このフェスが開催される9月上旬というのは、イギリスのフェスシーズンがちょうど終わるタイミングで、世界一のフェス大国イギリスのフェスシーズンを締めくくるフェスということもあって、豪華なラインナップが毎年揃います。その年のフェスシーンで活躍したアーティストが多く集い、一夏を経て、様々なライブやフェスを乗り越えてきたからこそのプレイが楽しめるのも＜Bestival＞の魅力のひとつ。また参加者からも、「今年最後のフェスを楽しもう」という雰囲気が伝わってくるのも、このフェスならではです。

②参加者も個性的！イギリス人の本気コスプレは必見！

photo by Festival Junkie

＜Bestival＞の魅力で忘れてはいけないのが、観客の華やかさ！毎年定められたテーマに沿って、会場内はフルメイクやドレスアップした観客で賑わい、他のフェスにはない華やかな異世界が広がります。2015年は愛、平和、自然への回帰などを捉える「summer of love」がテーマで、ヒッピースタイルのエスニックな服装の観客や、ピースマークを主張した装飾が溢れ、会場を彩っていました。イギリス人の本気コスプレは、必見です！

③あのワイト島を満喫できる！

＜Bestival＞が開催されるワイト島は、音楽との関わりが深い土地です。ジミ・ヘンドリックスのパフォーマンスで有名な＜ワイト島フェス＞も6月に開催されたり、ビートルズの曲“涙の乗車券（Ticket To Ride）”は、ワイト島北部のフェリー港「ライド港への乗車券」（Ticket to Ryde）の洒落であったりと、音楽との結びつきが強い場所なのです。また地元の参加者も多いので、実際に参加する際は、ワイト島の雰囲気を楽しみながら、いろんなことを教えてもらうなんてこともアリ！

＜Bestival＞が開催されるワイト島は、ややロンドンから遠いことが懸念点ですが、電車やフェリーを乗り継いて、旅行気分を満喫できるのも。ちょうど＜フジロック＞と＜朝霧JAM＞の間くらいの規模で、雰囲気も似ているということもあり、日本人の海外デビューにもオススメしたいフェスのひとつです。そんな＜Bestival 2015＞の様子が、MTVにて独占放送されるということなので、フェス好きは要チェック！　しっかりと番組でフェスの雰囲気を予習して、それでは来年ワイト島でお会いしましょう！