ロンドンを拠点に活動するマット・マクブライアーとアンディ・ファーガソンから成るユニット=バイセップ(Bicep)が、1月22日(金)にリリースする最新作『Isles』より収録曲“Sundial”を公開した。
Bicep最新作『Isles』より収録曲“Sundial”が公開!
本楽曲には、1973年公開のボリウッド映画『Raja Rani』で使用された楽曲“Jab Andhera Hota Hai”がサンプリングされており、力強いビートと浮遊感のあるシンセ、そしてそれらの中で響き渡る女性ボーカルが絶妙にマッチした1曲となっている。なお新曲“Sundial”について、バイセップは以下のように語っている。
この曲はおそらくアルバムの中で最もシンプルなトラックの一つで、Jupiter 6(Roland社のシンセサイザー)のサウンド不良を録音したことから生まれたんだ。トリガーが適切に機能しておらず、ランダムに音符を飛ばしてしまっていたんだ。アンディがライブで演奏していた時の録音からとってきたもので、何が問題なのかを突き止めようとしていた時のものだ。僕らはそれが生み出したサウンドを気に入ったんだよ。
サンプリングについて話すと、インドの音楽はブログを書いていた頃から魅了されていたんだ。その頃にCharanjit Singhの“Ten Ragas to a disco beat”がアシッドハウスの発祥である可能性を発見したんだ。イーストロンドンに住んでいると、インドの影響や音楽はどこにでもあって、ここ数年で僕らはボリウッド映画のスコア、特に女性のソプラノの大ファンになった。取り憑かれたようなメランコリックな叙事詩は、僕らの心の琴線に触れるものがある。僕らが育ったアイルランドの民族音楽、クラナドにも似ていると感じているよ。
バイセップ
また、彼らにとって2回目となるオンラインライブ配信<Bicep Global Livestream>は日本時間の2月26日(金)19:30より公開される。配信では、過去作に収録されている曲のリメイク版や、最新作『Isles』に収録された楽曲のエクステンデッド・バージョンなどが披露される予定だ。前回同様、スクエアプッシャー(Squarepusher)のアートワーク/ビデオを手がけるBlack Box Echoによるビジュアルを楽しむこともできる。
なお、待望の最新作『Isles』は国内盤CD、輸入盤CD/LP、カセットテープ、デジタルでのリリースとなる。国内盤CDには解説/ボーナストラックが収録。また、輸入盤LPは通常のブラックに加えて、限定のピクチャー盤、さらには国内盤CDと同内容のボーナストラックが収録された3枚組のデラックス盤が発売される。ついに来週1月22日にリリースとなる本作を是非お楽しみに!
BICEP | SUNDIAL
Jab Andhera Hota Hai
Charanjit Singh – Ten Ragas to a disco beat
RELEASE INFORMATION
Isles
2021年1月22日(金)
Bicep
Ninja Tune / Beat Records
tracklist:
1. Atlas
2. Cazenove
3. Apricots
4. Saku (feat. Clara La San)
5. Lido
6. X (feat. Clara La San)
7. Rever (feat. Julia Kent)
8. Sundial
9. Fir
10. Hawk (feat. machìna)
11. Light (Bonus Track)
12. Siena (Bonus Track)
13. Meli (I) [Bonus Track]