UKにおいてヒップホップのパイオニア的レーベルとして知られる〈Big Dada〉が、「黒人・有色人種・マイノリティによって運営される、黒人・有色人種・マイノリティのアーティストのためのレーベル」として再始動することに。
〈Big Dada〉が「黒人・有色人種・マイノリティのアーティストのためのレーベル」として再始動!
1997年にウィル・アション(Will Ashon/2014年に脱退)によって設立され、過去20年間で常に最先端の音楽をリリースし続けてきた〈Big Dada〉。今回のリニューアルによって、これまでレーベルが築いてきた基盤に敬意を表しつつも、あらゆる音楽ジャンルの新しいアーティストを支援し続けるという姿勢を提示している。
またリニューアルに伴い、ロゴやウェブサイトも刷新。新たなウェブサイトには、音楽業界のあらゆる情報を提供するセクションが含まれている。中には、エージェンシーやディストリビューター、黒人や有色人種のアーティストのためのメンタルヘルスの相談に関することや、一般的な音楽の法律的アドバイスなども。
さらに新商品として、サステナブルな活動を行うラパヌイ(Rapanui)から生地を調達し、ロンドンを拠点に活動する黒人のインディペンデント刺繍職人によって仕上げられたアイテムも発売される。今後新たなリリースが期待されるが、それまではプレイリスト『Big Dada Classics』や『On Repeat/Staff Picks』で〈Big Dada〉の楽曲を楽しんだり、ウェブサイト/SNSで様々な情報をチェックすることが可能だ。同レーベルのミッションステートメントは以下の通り。こちらも是非一読してほしい。
〈Big Dada〉ミッションステートメント
〈Big Dada〉は、黒人・有色人種・マイノリティによって運営される、黒人・有色人種・マイノリティのアーティストのためのレーベルとして再始動する。(より適当な表現がない為、この表現を使用)
このチームは音楽とアーティストをサポートし、スポットを当て、育てるコミュニティを形成するというマインドを持った人々から構成されている。
〈Big Dada〉は、黒人や人種差別にさらされているアーティストの声を広めるために活動しており、固定観念を捨てて、自分が何者であり何者でありたいかを表現する自由を認め、奨励するために、音楽を取り巻く物語を変えようとしている。
新世代のアーティストをサポートし、リソースを提供し文化的アイデンティティを深めることで、〈Big Dada〉のこれまでの長い歴史と遺産の上に新たな未来が築かれることになるだろう。