グラミー賞ノミネート作『Migration』のヒットで、トップアーティストとしての評価をますます確かなものにしたボノボ(Bonobo)。官能的かつ情熱的なDJプレイでも、ジャンルや国境を超えて絶大なる人気を獲得している彼が、自らキュレーションを手掛け、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリンを始め世界各地で開催してきたイベント、<OUTLIER>のレーベル部門が始動することに。
Bonoboの新レーベル〈OUTLIER〉が始動!
レーベル第1弾のリリースはトータリー・イノーマス・エクスティンクト・ダイナソーズ(Totally Enormous Extinct Dinosaurs・以下TEED)とのコラボレーションとなっており、11月13日(金)に12インチがリリースされる。また、同時に新曲“Heartbreak”がUKのレイヴに影響を受けて制作された映像とともに公開。映像の監督はイギリスを拠点に活動するトム・アンドリューが務めている。
新曲では、Class Actionのダンス・クラシック“Weekend”のボーカルがサンプリングされており、パラダイス・ガラージを中心に興隆した1980年代のNYのサウンドから現代のウェアハウス・パーティーにまで敬意を表するダンスフロア向けのシングルとなっている。
サンプルを核としたこのトラックは、両アーティストがエレクトロニック・ミュージックの形成期のシーンに敬意を表したサウンドに。12インチには『アーサー・ラッセル ニューヨーク、音楽、その大いなる冒険』や『ラヴ・セイヴス・ザ・デイ 究極のDJ/クラブ・カルチャー史』といったニューヨークのDJ/ダンス・カルチャーを語る上では欠かせない名著を手がけたティム・ローレンスによるライナーノーツが収録されている。“Weekend”の歴史と進化、そして今日のエレクトロニック・ミュージックに与えた多大な影響についての洞察を与えている点にも注目だ。
この12インチはBonoboが新たに始動させた〈OUTLIER〉から初となるリリースで、レーベルは〈Ninja Tune〉とのパートナーシップにより設立、ボノボはレーベルのリリースについて次のように語っている。
OUTLIERというイベントの中で表現してきたものの中でもクラブに焦点を当てた側面を反映したものになるだろう。
“Heartbreak”は良い出発点になると思うし、このレーベルを立ち上げるきっかけとなった曲だ。みんながダンスフロアが恋しくてたまらない時の為の1枚だよ。
Bonobo
今、ダンスミュージックの歴史を意図的に認識しながらリリースすることは、これまで以上に重要なことだと感じている。
サイモンと一緒に音楽をリリースできるのは素晴らしいことだし、彼のレーベルからの初リリースができて光栄だ。
Orlando(TEED)
“Heartbreak”とB面の“6,000 Ft.”を収録した『Heartbreak』は11月13日に12インチ/デジタルでリリース。〈OUTLIER〉の今後のレーベルとしての動きは近々明かされる予定だ。これからの彼らの活動に期待したい!
Bonobo & Totally Enormous Extinct Dinosaurs – ‘Heartbreak’ [Strobe Warning]
RELEASE INFORMATION
Heartbreak
2020年11月13日(金)
Bonobo & Totally Enormous Extinct Dinosaurs
label:OUTLIER
tracklisting:
A1. Heartbreak
B1. 6000 Ft.