巨匠ブライアン・イーノの全音楽キャリアを俯瞰する、保存版『別冊ele-king イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳』が本日5月25日(水)に発売。
ブライアン・イーノの全音楽キャリアを俯瞰する保存版書籍が登場
アンビエント・ミュージックの発案者、ポップと実験音楽を横断する希代の芸術家、巨匠ブライアン・イーノの全音楽キャリアを詳細なディスクガイドを中心に俯瞰する保存版『別冊ele-king イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳』が発売となる。
本書では、アルバムほか60枚の一挙レビューを試みている。野田努、小林拓音、松村正人らがさまざまな角度から執筆する内容のほか、イアン・F・マーティンによるコラム、徳井直生によるインタビューなど必見の内容に。
また6月3日(金)から8月21日(日)の期間、京都にてブライアン・イーノによる音と光のインスタレーション展<BRIAN ENO AMBIENT KYOTO>の開催も決定している。本書と合わせて、ぜひこちらもチェックしてほしい。
RELEASE INFORMATION
『別冊ele-king イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳』
2022年5月25日(水)
¥1,950(+tax)
編集:ele-king編集部
発行:株式会社Pヴァイン
発売:日販アイ・ピー・エス株式会社
判型:菊判
ページ数:256頁
ISBN:978-4-910511-14-6
[目次]
■review
全キャリアを俯瞰するディスクガイド──アルバムほか60枚一挙レヴュー
執筆:野田努、小林拓音、松村正人、坂本麻里子、三田格、高橋智子、イアン・F・マーティン、ジェイムズ・ハッドフィールド
翻訳:江口理恵
■column
私たちは遥か彼方へと進む船を夢見る、1000マイルもの彼方へ──蜘蛛と私、ブライアン・イーノ (イアン・F・マーティン/江口理恵訳)
非音楽家の誕生 (松村正人)
ロキシー・ミュージックという通過点 (野田努)
ワイアットとイーノ──その出会い、分離、そして再会 (野田努)
プログレッシヴ・ロックとのかかわり (松村正人)
イーノとジョン・ケイル (松村正人)
オブリーク・ストラテジーズとは (野田努)
オブスキュア・レコーズ (松山晋也)
サティ、ケージ、ライヒからイーノへ──アンビエント音楽への道のり (高橋智子)
ボウイのベルリン三部作 (野田努)
イーノとニューウェイヴ (三田格)
イーノと女性アーティストたち (三田格)
トーキング・ヘッズとの三部作──イーノがNYにいたことの歴史的重要性 (野田努)
『No New York』の衝撃とアート・リンゼイ (松村正人)
イーノが愛した大衆音楽──賛美歌からVU、ドゥーワップからPファンク、ドナ・サマーからベリアルまで (野田努)
ポスト・パンクとイーノの影響、その門下生たち (野田努)
イーノとジョン・ハッセル (松山晋也)
イーノとアフリカ音楽 (北中正和)
私のなかのイーノ、1973―1983 (廣瀬豊)
スターたちのプロデューサー──U2、ジェイムズ、コールドプレイらとの仕事 (ジェイムズ・ハッドフィールド/江口理恵訳)
ヴィデオ・アーティストとしてのイーノ (小林拓音)
テクノロジーがジェネレイティヴを実現する──ピーター・チルヴァースとの共同作業 (小林拓音)
日常の音楽、反意識の音楽 (三田格)
政治的アクティヴィストとしてのイーノ (毛利嘉孝)
ティモシー・モートンの思考におけるアンビエンスの二面性──穏やかさと空しさ (篠原雅武)
■interview
インスタレーション・アーティストとしてのイーノの魅力──6月開催の「AMBIENT KYOTO」に向けて (徳井直生)