「働きなさい、オンナたち!!」強烈なメッセージで、世界は熱狂!
13年に入ると映画のサントラとして新曲“ウー・ラ・ラ”をリリース(愛息二人を出演させたミュージック・ビデオが話題に)したことをきっかけに、勢力的な音楽活動を再開させたブリトニー。9月に入ると、ウィル・アイ・アムをプロデューサーに迎えたシングル“ワーク・ビッチ”をリリースする。
強烈なエレクトロ・ビートにのせ「派手な生活をしたいなら、働くのよ!!」と、真っ当であるが(紆余曲折あった)ブリトニーが言うことで圧倒的な説得力・インパクトがあるこの曲は、瞬く間に世界に衝撃を与え、配信チャートで軒並み初登場1位を獲得。ミュージック・ビデオの再生回数も5000万を突破するなど、相変わらずの人気“ぶり”を示した。
また、この楽曲の発表と同じタイミングで8作目のオリジナル・アルバム『ブリトニー・ジーン』のリリース、そして同年末より2年間にわたりラスベガスにて公演を敢行することを、大々的に発表する。
再生回数5000万突破! 衝撃シングル“ワーク・ビッチ”のミュージック・ビデオ
これであなたも“ワーク・ビッチ”!? ダンス指導ビデオも話題沸騰中!!
“ワーク・ビッチ”ダンス指導ビデオ第二弾上級者編
波瀾万丈乗り越え、声高らかに「最強オンナ(B**ch)」宣言した、最新アルバム
ウィル・アイ・アムをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え完成させた最新作『ブリトニー・ジーン』。このタイトルは、彼女が家族や親しい友人のみの間で呼ばれていた名前(ミドルネーム)だという。そこには「本当のワタシの姿をみんなに感じてもらいたい」というブリトニーの真剣な思いが込められている。ゆえに、本作に収録されている楽曲は、全曲本人が初めてソングライティングに関わり、過去の恋愛(主に同年初めに破局した男性のことについて)など、今までメディアで明らかにされることのなかった「真実」をカムアウトしているのだ。
そんな彼女の真実を彩るサウンドは、ウィルの他、デヴィッド・ゲッタ、ディプロ、ケイティ・ペリーなど豪華アーティストがソングライター/プロデューサーとして参加。EDMはもちろんのこと、2ndシングルとして発表されたバラード“パフューム”のように久々に彼女の「生声」を堪能できる楽曲、さらに実妹であるジェイミー・リンをゲストに迎えてアヴィーチーも真っ青のアコースティック・エレクトロを作るなど、1枚を通してさまざまなグルーヴ・表情を楽しめる、エンターテインメント性に優れた構成になっているのだ。これは、間もなくスタートするラスベガス公演のセットリストを意識しているものと考えられる。ちなみにラスベガス公演は、過去のヒット曲満載、クラブとエンターテインメントが融合した、これまで誰もが体感したことのないショーになるそう。楽しみだ。
最近「ラスベガス公演後は引退するかも」と発言し、衝撃を走らせたブリトニー。彼女はこの公演に、また『ブリトニー・ジーン』というアルバムに、自身のすべての力を注ぎ込んで取り組む(んだ)という気持ちをこめて、この発言をしたのではないかと思う。デビュー15年、波瀾を乗り越えて「最強オンナ(B**ch)」になったブリトニー・スピアーズの本気中の本気。それを駆使したら、世界が驚愕することは絶対。体感しなければ、今後の音楽は語れないかも。
完成したて! “パフューム”ミュージック・ビデオ
ラスベガス公演<Britney Spears: Piece of Me>トレイラー
(text by Takahisa Matsunaga)
Release Information
Now on sale! Artist:Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ) Title:Britney Jean(ブリトニー・ジーン) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICP-3916 ¥2,130(tax incl.) |