昨年アメリカで大ブレイクを果たしたBTS(防弾少年団)が今年のグラミー賞でプレゼンターを務めることが明らかに。今月10日(日)にロサンゼルスで行われる式典にて、同グループはある賞を授与する役目を担うそうだが、カテゴリーについては現在のところ明らかにされていない。

彼ら自身は今年音楽部門でのノミネートはなく、代わりにアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』で最優秀レコーディング・パッケージ賞にノミネートされている。この作品のほかに、セント・ヴィンセントの『マスセダクション』やミツキ『ビー・ザ・カウボーイ』、ザ・チェアマン『ジ・オファリング』、フォックスホール『ウェル・ケプト・シング』など、去年の話題をさらったアーティストたちの作品が同賞に多数登場する。

昨年米ビルボード・アルバム・チャートで『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』が堂々の首位を獲得し、今や世界中で爆発的人気を誇るBTSだが、ラップモンスターとして知られるメンバーのRMは「人気というものはずっと続くわけじゃない。だから僕らはその波、ローラーコースターに乗って楽しんでいるんだ。止まってしまえばそれで終了だよ。いつもジェット機に乗っているかスタジアムの中にいるかだけど、この生活が僕のものだなんて思わない。誰かからの借り物だって」と語っている。現状を冷静に見つめているようだ。

一方、メンバーのシュガは「名声には影がある。光には影が付き物だから。絶えず後を追ってくるし、逃げることなんてできない。でも皆僕たちのプライバシーを尊重してくれる傾向にある。アートギャラリーによく行くけど、誰も邪魔なんてしてこない。僕たちがいなくなってから、SNSに投稿するんだろうけどさ」とこれまでと変わらない生活ができている様子。今回のプレゼンター就任で、一層活躍の幅が広がっていきそうな彼ら。今後も動向が見逃せないアーティストとなりそうだ。