ブルガリアン・ヴォイス(Bulgarian Voices)はその名前の通りに、ヨーロッパの国ブルガリアで歌われている民族音楽で、歌ものの合唱音楽だ。

このブルガリアン・ヴォイスを説明するのにとてもわかりやすい映画がある。それは今年、日本でも公開されたパヴェウ・パヴリコフスキ監督による映画『COLD WAR あの歌、2つの心』。ブルガリアではなく、東ヨーロッパの北側に位置するポーランドが舞台だが、そのストーリーは実に興味深く、ブルガリアン・ヴォイスと繋がっている。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』本予告 6月28日(金)公開

『COLD WAR』の舞台は1940年代からの東西冷戦直前のポーランドから始まり、主に冷戦下のソ連の支配下に置かれたポーランドと、亡命先のパリ。クラシックやジャズに精通したピアニストで作曲家の主人公ヴィクトルがオープンリールのレコーダーを車に積んでポーランドの農村を回りそこで歌い継がれているフォークソングを採集するところから始まる。その後、彼は国営の民族舞踊団に雇われ、そこで彼は自身が集めた素朴なフォークソングを舞踏団向けにアレンジし、その曲をポーランド各国から集まってきた精鋭の少女たちが歌い、踊った。その民族舞踊団にオーディションを受けにきた才能ある女性シンガーがもう一人の主人公のズーラで、そこで出会った二人が恋に落ち、くっついたり別れたりを繰り返すわけだが、そこに冷戦下の事情が絡んでくる。

これはおそらくポーランド国立民族舞踊団シュロンスクがもとになっている。1953年に作曲家スタニスワフ・ハディナが設立したこの舞踏団は、ポーランドのシュロンスク地方の歌や踊りを中心に、ポーランドの様々な地域のフォークソングを集め、そこにクラシック、オペラや宗教歌などをミックスした独自のアレンジの音楽を歌っていて、設立のために一万人を超える候補者を募りオーディションをしたとのこと。

これはまさにブルガリアン・ヴォイスの歴史そのものだ。1950年代にブルガリアの作曲家フィリップ・クーテフがブルガリアの各地の古いフォークソングを集め、それをアレンジしたものを、国営テレビ局の合唱団などが歌うようになって、現在のブルガリアン・ボイスのスタイルが完成されている。しかもブルガリアン・ボイスも女性を中心にした合唱団。つまり民間で歌われていた農村のフォークソングやダンスを採集して、それをブラッシュアップさせて、その国や民族を代表するような芸術として昇華させることを国家がサポートして、推し進めていたという意味では全く同じような現象で、それが社会主義化に置かれた東欧の国で起きていたわけだ。

ちなみにこのブルガリアン・ヴォイスは冷戦終了にともなう東西の交流の開始により、西側諸国に発見されて一気に広まった。それはルーマニアの村で演奏されてきたブラスバンドが発見されて世界中に注目されたジプシー・ブラスと同じ構造だ。ジプシー・ブラスに関していえば、ファンファーレ・チョカリーアやタラフ・ドゥ・ハイドゥークスと言ったバンドがベルギーのクラムドディスクやアメリカのノンサッチといった有名レーベルの手で、世界中へと広められていった。東欧の音楽が80年代以降に突如発見されてブームになったのには、そういった政治的な理由があったのは実に興味深い事実だ。

英国のレーベル〈4AD〉よりアルバムがリリースされ、世界的大ヒット

ブルガリアン・ヴォイスを紹介したのはイギリスのレーベル〈4AD〉だ。スイスの音楽プロデューサーのマルセル・セリエが15年かけて集めたブルガリアの民族音楽を〈4AD〉に持ち込んだのがきっかけで、1986年に『Le Mystère des Voix Bulgares』(日本では、1987年に「ブルガリアン・ヴォイス/神秘の声」というタイトルでリリース)としてリリースされて、大ヒットした。とはいえ、1980年代にバウハウス(Bauhaus)、コクトー・ツインズ(Cocteau Twins)、デッド・カン・ダンス(Dead Can Dance)、ピクシーズ(Pixies)などなど、イギリス中心に、アメリカも含めロック系のバンドをリリースしていたレーベルがなぜ、ブルガリアの民族音楽をリリースしたのかと考えると不思議ではあるが、その双方の音楽を聴いてみればすんなり納得できる。

ブルガリアン・ヴォイスが織り成すハーモニーの歴史|生の声の中に錯覚的にデジタルな質感が聴こえる響きの奇妙さ music190829_Bulgarian-Voices_1

80年代の〈4AD〉を代表するアーティストたち

Bauhaus – In The Flat Field
1978年にイギリスのノーサンプトンのアートスクールの仲間によって結成。
デビューアルバムに収録されている楽曲。

Cocteau Twins – Pearly Dewdrops’ Drops (Official Video)
1979年にビン・ガスリー(ギター)とウィル・ヘッジー(ベース)でバンドを結成。その後、エリザベス・フレイザーがボーカルとして加わった。1984年に発売された12インチ・シングル『The Spangle Maker』に収録されてる楽曲。

Dead Can Dance – The Carnival Is Over (Official Video)
ブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルドを中心に、1980年にオーストラリア・メルボルンにて結成。
1993年に発売されたアルバム『into The Labyrinth』に収録されている楽曲。

 

もはやサイケデリック!ブルガリアン・ヴォイスの電子音のようなハーモニー

一つは独特な歌唱法でモンゴルのホーメイを思わせる歌の音色、そしてもうひとつは不協和音満載の独特なハーモニーだ。その2つを組み合わせたサウンドは、教会音楽や聖歌のようなものと明らかに違う独特の響きと質感をもたらす。ホーメイのような喉声の非人間的な声質にまっすぐなビブラート無しの声をわざと不協和を生むようなやり方で、にもかかわらず音をぶつけるというよりは柔らかく幾重にも重ねて、ここでしかありえないような絶妙な響きを発生させると、その声の波は人間の声と共に、まるでサイン波のようなデジタルの音色にも聴こえてしまう。つまり、その不協和音は、現代の耳からするとそれはエフェクトをかけた声、もしくはもはやシンセサイザーの音色のように響いてしまう。そして、それは独特の空間性を生み出す。もはやコーラス・グループがハーモニーだけで作っている音楽とはとても思えないもはやサイケデリックなものだ。

The Bulgarian Voices ANGELITE – Dumba

そのまるで電子音のような音色やエフェクトを使ったような空間性が生む幻想的なサウンドは〈4AD〉で言えば、コクトーツインズのようなグループや、〈4AD〉のオーナーのアイヴォ・ワッツ=ラッセルによるプロジェクトのディス・モータル・コイル(This Mortal Coil)あたりのサウンドがシンセを幾重にも重ねて作った浮遊感たっぷりの神秘的なサウンドのサイケデリアに通じるものがある。アイヴォ・ワッツ=ラッセルはマルセル・セリエがブルガリアン・ヴォイスを持ち込んできて時にすぐにリリースを決めたそうだが、この自身のレーベルが扱っていたバンドとは全く異なるジャンルのサウンドから、共通するものをかぎ取ったのだろう。

This Mortal Coil – Song To The Siren (Official Video)
〈4AD〉の創始者アイヴォ・ワッツ・ラッセルによる〈4AD〉所属のアーティスト集結した音楽プロジェクト。1984年に発売された第1作目のアルバムに収録されている楽曲。

This Mortal Coil – Kangaroo (Official Video)
同じく1984年に発売され第1作目のアルバムに収録されている楽曲。

またブルガリアン・ヴォイスに幻想性や神秘性をもたらしているのはブルガリアという土地が生んだ音楽ゆえの「無国籍感」もあるだろう。ブルガリアという国は黒海に面していて、南にギリシャ、北にルーマニア、東はイスタンブールを挟んだらもうトルコ。ヨーロッパの東側にあり、旧ソ連もすぐそこにあり、地中海や中東の文化とも近い場所だ。その地理的な状況に加え、歴史的にオスマン帝国化に置かれたこともあるので、ギリシャ、スラブ、オスマン帝国、ペルシャなど、様々な文化の影響を受けているのがブルガリアの特徴だ。例えば、ブルガリアン・ボイスが歌う曲の旋律ひとつとっても、ヨーロッパのものにも聴こえるし、アラブの要素も感じる。リズムにしても、ブルガリアの音楽を聴いていると、5拍子、7拍子が聴こえるが、9拍子や11拍子なども少なくないそうで、奇数拍子が当たり前とのこと。このあたりはほとんどイスラエルなどの中東のジャズのようでもある。そんなあらゆる文化が入り混じっているブルガリアの音楽は、ある意味でミクスチャー的であり、その地域性がはっきりと掴めないという意味では無国籍的な未知の国の音楽のようにも思えるし、それは架空の国の音楽のようなファンタジックさとも言えるもので、おそらくそれが神秘性にも繋がっているのだろう。そんな圧倒的な個性がブルガリアン・ヴォイスを世界中に広めた理由になったわけだ。

The Bugarian Voices ANGELITE – Jenala e Diulber Jana

The Bulgarian Voices Angelite: Kalimanko Denko

現代に響くブルガリアン・ヴォイス

そんな80年代にブレイクしたブルガリアン・ヴォイスを今、フレッシュに聴く方法を教えてくれたのは三宅純だった。2016年のリオ五輪閉会式の日本パートの音楽を担当した三宅は“君が代”をブルガリアン・ヴォイス的なコーラスにアレンジして世界を驚かせた。ブルガリアン・ヴォイスをベースにしながら、不協和音による電子音的な響きの面白さは残しつつも、ビブラート無しの割合を増やしてより透明感を増やしているように思えた。

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改めて、これを聴いてみると、2000年代だったらシンガー・ソング・ライターのイモジェン・ヒープ(Imogen Heap)の“Hide And Seek”、2010年代だったらチャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rappe)の“Summer Friends”だったり、フランク・オーシャン(Frank Ocean)の“Close to You”に聴かれるようなハーモナイザーで作ったデジタルなハーモニーの質感にも似ているように僕は感じた。ここにボン・イヴェール(Bon Iver)やカニエ・ウエスト(Kanye West)、ジェイムス・ブレイク(James Blake)といったヴォコーダーやハーモナイザーを駆使したシンガーやラッパーを加えてもいいかもしれない。

Imogen Heap – Hide And Seek(Official Video)
2007年グラミー・アワード新人賞にノミネートされているUK出身女性シンガー/ソングライター。
2005年に発売されたアルバム『Speak for Yourself』に収録されている楽曲。

Chance The Rapper – Summer Friends (Coloring Book)
アメリカ・イリノイ州シカゴ出身のヒップホップ・アーティスト。
2016年に発売されたアルバム『Coloring Book』に収録されている楽曲。

Frank Ocean – Close to You
米ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれのR&Bシンガー・ソングライター/ラッパー。
2016年に発売されたアルバム『Blonde』に収録されている楽曲。

それと並べて、シンガーのジェイコブ・コリアー(Jacob Collie)がハーモナイザーや多重録音で作り上げた挑戦的なハーモニーを並べて聴いてみるといい。近年、自身が提唱するネガティブ・ハーモニー理論を駆使したパフォーマンスで音楽シーンを席巻するジェイコブはそのハーモニーで誰も聴いたことがないような未知の音楽を聴かせてくれる天才だ。例えば、彼が歌う“Moon River”を聴けば、声を重ねたことで生まれる不協和音の響きが生む面白さと独特の情感をわかりやすく感じることができるはずだ。

Jacob Collier – Moon River
様々な楽器を操るシンガー、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして、2度のグラミー賞に輝いている天才マルチ・ミュージシャン。今年発売をした『Djesse Vol. 2』に収録されている。

今だとジェイコブ・コリアーともコラボレーションしているベッカ・スティーブンス(Becca Stevens)や、ベッカの作品にも参加しているローラ・マヴーラ(Laura Mvula)、もしくはベッカやジェイコブともコラボしている大御所デヴィッド・クロスビー(David Van Cortland Crosby)のように刺激的なハーモニーを組み込むことで音楽をフレッシュに聴かせているミュージシャンたちと比べてみるのもいいかもしれない。

そういった現代的なハーモニーを通過してからブルガリアン・ヴォイスを聴き直してみると、ブルガリアン・ヴォイスが持つ生の声の中に錯覚的にデジタルな質感が聴こえる響きの奇妙さをより感じられるようになるだろう。

ブルガリアン・ヴォイス・アンジェリーテ来日公演2019

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今回、来日するブルガリアン・ヴォイス・アンジェリーテは上記の国営テレビ局の合唱団メンバーらを中心に結成されたブルガリアを代表するグループだ。1993年の『From Bulgaria with Love』グラミー賞にノミネートされるなど、ワールドワイドに活動している。彼女たちが目の前でその声を響かせる時に、僕らはどんな響きを耳で、肌で、感じ取ることができるのだろうか。声が生むその響きは生で聴くと録音されたものとは全く違う触感や雰囲気を空気の振動で伝えてくれるはずだ。

今ほど、ブルガリアン・ヴォイスを「東欧の民族音楽」ではなく、「現代の音楽にも通じる異形のハーモニー音楽」として聴くのに最適なタイミングもないだろう。一度体験すれば、間違いなく、新たな扉が開かれるはずだ。

また9月29日(日)には、特別公演として笙アンサンブル「星筐-Hoshigatami-」とのコラボレーションも聴くことができる。「笙は雅楽でも使われる古くからある日本の楽器でなぜこの楽器が?」と思う人も少なくないだろう。しかし、このコラボレーションは決して突飛なものではない。むしろブルガリアン・ヴォイスと笙のサウンドを知っていれば自然な組み合わせであることがわかるはずだ。

例えば、大友良英が率いるONJO(Otomo Yoshihde Jazz Orchestra)には笙の奏者である石川高がメンバーに加わっていた。あくまで僕の印象だが、ここで笙は雅楽の楽器としてではなく、その特殊な音色を求められ、使われていた。動画等で笙の音色を確認してもらうとわかるが、その音色はまるで電子音のような響きに聴こえるときがある。アコースティックの楽器によるサイン波のようでもあり、それがサックスやトランペットなどの管楽器の中にあるとその不思議な質感が際立って聴こえて実に面白い。ちなみにONJOにはサイン波を演奏するSACHIKO Mもいることでまた興味深い作用が生まれている。

その笙の音色はまさにブルガリアン・ヴォイスが不協和音を発生させた時に生まれる響きとよく似ている。僕にとって、あの三宅純によるリオ・オリンピックでの君が代が面白かったのは、ただ単に君が代が面白い響きに生まれ変わっていただけでなく、僕の耳にはまるで笙のように、つまり刺激的なハーモニーの中に実に日本的な音が立ち上ってくるような気がしたからだ。

このブルガリアン・ボイス アンジェリーテ(The Bulgarian Voices Angelite)と笙アンサンブル「星筐-Hoshigatami-」のコラボレーションでは、あのリオ・オリンピックの時のサウンドに感じたものを目の前で体感できるのではないかと言う期待を僕は勝手に寄せている。そして、東欧のコーラスと日本の雅楽の楽器の響きが繋ぐものの中に、僕がジェイコブ・コリア―などを聴きながら感じている何かを読み解くためのヒントが聴こえてこないか、にも期待しつつ。

Text by 柳樂光隆

EVENT INFORMATION

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ブルガリアン・ヴォイス・アンジェリーテ特別公演
大地と天を繋ぐ、調和への祈り~ブルガリアン・ヴォイス×笙の響き~

2019.09.29(日)
17:30開演(16:30開場)
すみだトリフォニーホール
S席(1F、2F)6,000円/A席(3F)5,000円/中学生以下2,500円(税込)
※当日券各500円増
※未就学児の入場はご遠慮くださいゲスト:笙アンサンブル 星筐-Hoshigatami-
主催・問:地球音楽プロジェクト実行委員会 03-3498-2838ブルガリアン・ヴォイスが織り成すハーモニーの歴史|生の声の中に錯覚的にデジタルな質感が聴こえる響きの奇妙さ logo_kikinmark-e1567661167868
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ブルガリアン・ヴォイス・アンジェリーテ来日公演2019

2019.09.21(土)
15:00開演(14:30開場)
茨城 つくば・ノバホール
一般5,000円/友の会4,500円
取扱い:ノバホール 029-852-5881
問・予約:つくば文化振興財団 029-856-7007
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2019.09.27(金)
18:45開演(18:15開場)
愛知 豊田市コンサートホール
一般4,000円/学生2,000円
問・予約:豊田市コンサートホール 0565-35-8200
詳細はこちら

2019.09.28(土)
15:00開演(14:30開場)
東京 三鷹市芸術文化センター 風のホール
SOLD OUT
作曲・編曲・トーク:光田康典
問:三鷹市芸術文化センター 0422-47-5122
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2019.10.01(火)
19:00開演(18:15開場)
福井県立音楽堂 ハーモニーホールふくい
一般5,000円/ペア券8,000円/小~大学生半額
問・予約:ハーモニーホールふくい 0776-38-8288
詳細はこちら

ブルガリアン・ヴォイス・アンジェリーテ

1952年に結成された国営テレビ局の合唱団が前身。現在は指揮者 KATYA BARULOVA の指導の下、全国から才能あふれる約20人の歌い手を集め、活動している。1987年にドイツのレーベル「JARO」と契約、国際的な活動を本格化させる。1993年にアルバム『From Bulgaria with Love』がグラミー賞にノミネート。ノーベル平和賞記念コンサート(1996ノルウェー)やモスクワ建都850年祭(1997ロシア)のほか、オランダやデンマークの皇族を前にしたパフォーマンスなど、世界的に注目度の高いイベントや催しに招かれ、名声を高める。1995年に初来日。阪神・淡路大震災の復興イベント参加や、和太鼓「鼓童」と共演するなど、大きな話題となった。
2019年は、日本・ブルガリア交流開始110周年、外交関係樹立80周年、外交関係再開60周年の「3つの周年」にあたる。この特別な記念の年に、最新作『ヘリテージ』を携え、来日ツアーを行なう。

RELEASE INFORMATION

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『ヘリテージ ~未来への遺産』

2019.05.26
ブルガリアン・ヴォイス・アンジェリーテ
解説:松山晋也
VIVO-473/税抜2,500
01. カヴァルの音色/Kafal Sviri
02. 眠たげなヤナ/Na Yana Se Dremka Dreme
03. 森よ芽吹け/Listni Se Goro
04. さぁ、おいで/Mori Aida, Aida
05. ショップ地方の歌/Shopska Pesen
06. 美しきヤナ/Diulber Jana
07. ギゴ、私の息子よ/Gigo, Mamin Gigo
08. 眠りに落ちて/Zaspalo E Chelebiyche
09. 独身のおじいさん/Ergen Deda
10. 嫁の嘆き/Besrodna Nevesta
11. 同胞のための祈り/Molitva Za Blijnija
12. 聖母/Borogorodiza
13. あなたはチューリップ…?/Lale Li Si …?
14. 3羽のナイチンゲール/Tri Bulbula Peyt
15. 聖ラザロの日のための2つの歌/Dve Lazarski Pesni
16. タパンを叩いて/Tapan Bie
17. メフメティオ~私の愛/Mehmetio
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