チャンス・ザ・ラッパー(23)がシカゴの公立学校に100万ドル(約1億1000万円)を寄付するという。同地出身のチャンスは子供たちに質の高い教育を提供することを支援したいとして、予定されているツアーのチケットからの収益を寄付する意向を表し、シカゴ内の企業にも同様の支援を行うことを促した。

6日(月)にウェストコット小学校で開かれた記者会見でチャンスは、「僕は芸術を含めた質の高い教育をシカゴの子供たちが受けられるようにする支援に全力を尽くしているんだ。1人のアーティスト、そして放課後クラスの教師として、芸術がかけがえのないものだと分かっているんだ。芸術はいかに小さな努力が大きな効果をもたらすか、共同作業がいかに創作性を生み出すかということを教えてくれる。この寄付は行動の呼びかけでもあるよ。シカゴとアメリカ全土にある大企業の数々に寄付と支援活動を求めます」と話し、「シカゴの最も価値ある資本である子供たちを支援するために全てを尽くすよ」と続けた。

今回のチャンスの行動は、イリノイ州知事が公約していた2億1500万ドル(約245億円)をシカゴの公立学校(CPS)に割り当てるという予算案を撤回したことに起因しており、CPSへの財政支援について州知事と話し合いの機会を持ったものの満足な回答を得られなかったことから自ら行動に移すことにしたという。

チャンスは企業と著名人にさらなる寄付を呼びかけており、CPSに10万ドル(約1100万円)が寄付されるごとに自らの機関ソーシャルワークスからさらに10万ドルを寄付し、寄付側の選択した学校の芸術的教育と活動の発展に役立ててもらうとしている。

SNSで公開されているその会見でチャンスは「1人の一般市民として、1人の親として、そしてCPS出身者として、みんなに参加して一緒に戦ってくれと頼みたい。シカゴの子供たちのために僕と一緒に主催して、結集して欲しい。これはただの始りにすぎない」とスピーチを締めくくった。

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