オーストラリアのエレクトロニック・デュオ、Cosmo’s Midnight(コスモズ・ミッドナイト)。双子の兄弟、CosmoとPatrick Lineyによるこのユニットは、グルーヴ感溢れるキャッチーなサウンドで人気を博してきた。そんな彼らが、待望の日本公演を4月2日(水)に控えるなか、日本での思い出、これまでのコラボの舞台裏、そしてファンへのメッセージについて語ってもらった。
INTERVIEW
Cosmo’s Midnight

──これまでにも日本でライブをしていますが、特に印象に残っている思い出はありますか?
2018年に大阪でライブをしたときかな。道頓堀の近くに1週間滞在して、オーストラリアから来た友達と一緒に大阪を満喫したよ。ちょっとした電車旅で琵琶湖などの自然にも行けて、とても楽しい時間を過ごしたんだ。
──今回の東京公演で、特に楽しみにしていることは?
今回は僕たちにとって、日本では最大規模のライブをするんだ。バンドをフル編成で連れて行く予定で、昨年末にアメリカやヨーロッパで披露したようなアルバムライブをお届けする予定。それに、SIRUPと初めて共演できるのも本当に嬉しい!
──日本のファンとの思い出で、特に印象に残っているものはありますか?
2023年にクラブで出会ったファンと仲良くなったことかな。その後、一緒に大黒PAの有名なカー・ミーティングに行って、彼がオーストラリアに遊びに来たときは、僕たちのお気に入りのレストランやハングするような場所を案内したんだ。

──今回、日本で訪れたい場所はありますか?
今回はスケジュールがタイトであまり観光できないと思うけど、いつか箱根や阿蘇山には行ってみたいな。
──日本のオーディエンスは、ほかの国と比べてどんなエネルギーを持っていますか? そして、どんなライブを届けたいですか?
日本のファンは本当に最高だよ! なかなか日本でライブができないからこそ、僕たちが来るとすごく喜んでくれて、それが僕たちがパフォーマンスをする時の感謝にも繋がってるんだ。今回は新曲も昔の曲も織り交ぜながら、エネルギッシュなステージにしたいと思ってるよ!
これまでのコラボレーションと制作プロセス
──BTSの『Fly To My Room』の制作に関わりましたが、特にアジアのファンからの反応はどうでしたか?
みんなすごく驚いていたね! 「この曲が一番好き」という声をたくさんもらえて、本当に嬉しかった。新しいファンも増えたとは思うけど、やっぱりBTSの新曲が出たこと自体にみんなが興奮していた感じだったね!
──Cosmo’s Midnightの楽曲にはコラボ曲もたくさんありますが、アーティストとのコラボを決める際のプロセスは?
ボーカリスト、プロデューサー、楽器奏者として、面白いアイデアや素晴らしい才能を持っていると思うような人たちとコラボするようにしてるよ。僕らをコンフォートゾーンから抜け出させてくれたり、作曲プロセスを活性化してくれる人たち。
──SIRUPとShin Sakiuraとの「Breakthrough」は、日産のCMにも起用されました。このコラボの制作過程はどんな感じだったか教えてください。
めちゃくちゃ楽しかった! SIRUPとShin Sakiura、どちらも素晴らしいミュージシャンだよ。このセッションは、僕らにとって初めて通訳(竹田ダニエル)が入った制作だったので、とても新鮮だったんだ。ダニエルがとてもフレンドリーで一生懸命働いてくれるおかげで、この曲が生まれたよ。
──Cosmo’s Midnightの独特のサウンドと、SIRUPとShin Sakiuraの音楽性を融合するのはどんな体験でしたか?
とても自然に馴染んだよ。僕たちの音楽はディスコやファンクの要素が強いんだけど、Shinはギタリストとしてすごい才能の持ち主だし、僕(Cosmo)とPatrickだけでは生み出せないような新しいエネルギーやセンスを加えてくれた。SIRUPもとっても才能のあるボーカリストで、Patrickが歌っているメロディーも一緒に考えてくれたんだ。実際に会えるのがとても楽しみ!
──「Breakthrough」を日本のライブでも披露する予定ですが、初めて来るファンに向けて、Cosmo’s Midnightのライブの魅力を教えてください。
とにかく踊りたくなるライブ、ということを期待していてほしい! たくさんの曲を披露するので、どのファンの「一番好きな曲」も網羅できるかなと思うよ。僕たち自身もすごく楽しんで演奏しているので、そのエネルギーが伝われば嬉しいな。
進化と受けてきたインスピレーション
──デビュー当初と比べて、Cosmo’s Midnightの音楽性はどう変わりましたか?
かなり変わったね。最初はラップトップだけで作っていて、何をやっているのか手探り状態だった。曲を作り終わるのにめちゃくちゃ時間がかかったし、とにかく音楽についてもっと学んだり、できるだけ多くの曲を作ることが楽しかったんだと思う。今では、自分たちが音楽に対して求めるものが明確になったし、何より「制作過程を楽しむこと」が最も大切だと気づいたんだ。そのほうが気楽に制作できるし、最近のアルバムは、とても楽しく制作できたよ。

──海外のアーティストとのコラボや海外ツアーは、音楽制作に影響を与えていますか?
間違いなく影響を受けているよ。環境が変わることで大きく刺激を受けるし、いろいろな都市に行くことで創造力が湧いてくる。いろんなミュージシャンと一緒に制作すると、新しい視点をたくさん得ることができる。それぞれのアーティストが独自のやり方を持っていて、そのおかげで自分たちの型を破ったり、同じパターンに陥るのを防ぐことができるんだ。
──Cosmo’s Midnightの音楽には独特のグルーヴがありますが、そのシグネチャーサウンドを保ちつつ新鮮さを出すにはどうしていますか?
あまり考えすぎないことが大事かな。「今回は新しいサウンドになった!」と思っても、友達に聴かせると「やっぱりCosmo’s Midnightらしいね」と言われることもよくある。なので、とにかく色々なアイディアをつぎはぎしながら、特に魅力的に感じたものを起点に広げていくようにしているよ。
──今後コラボしてみたい日本のアーティストはいますか?
もう叶わないのが残念だけど、Yellow Magic Orchestra(YMO)と一緒にやってみたかったな。僕らがすごく幼い頃から父が聴かせてくれていて、いつ聴いても素晴らしかった。
──影響を受けた日本の音楽はありますか?
坂本龍一の「Bibo no Aozora(美貌の青空)」や「Merry Christmas Mr. Lawrence(戦場のメリー・クリスマス)」が特に好き。ずっと心に残っている曲だよ。もちろん、子どもの頃は久石譲の音楽がまるで人生のサントラかのように育ったけど、今聴くとノスタルジアでいっぱいになるよ。
──2024年はCosmo’s Midnightにとって忙しい1年でしたが、最近はどんなことをしていますか?
とにかく新しい音楽をたくさん作ってる! 音楽的に新しい方向性に向かっているので、リスナーも楽しみにしてもらえたら嬉しいな。
──新曲のリリースは近いですか?
はい! 数か月以内にはリリースできると思うよ。
──特に楽しみにしているコラボやプロジェクトはありますか?
残念ながらまだ話せないけど、ワクワクするようなものをたくさん控えているよ!

──今後の活動の方向性を3つの言葉で表すと?
High energy, evocative, euphoric (高エネルギー、喚起的、多幸感)
──最後に、日本のファンへメッセージをお願いします!
長年にわたって応援してくれて本当にありがとう。美しい日本に行くのが待ちきれないよ!
Interview&Text:竹田ダニエル
INFORMATION
JAPAN TOUR 2025
2025.4.2(水)
OPEN 18:00/START 19:00
東京・WWW X
ADV ¥6,600(1ドリンク別)