新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく3月下旬より休業中のContactが、営業再開に向けた資金調達のためのクラウドファンディングを開始した。
渋谷のクラブContactが営業再開に向けたクラウドファンディングを開始
本プロジェクトにはドリンクチケット、フリーパス、コインケース、サコッシュ、Tシャツなどのリターンが用意されており、Tシャツのデザインは、Contactでもパーティを開催していたUNDERCOVERとWACKO MARIA、そして、EZ、Fraser Cooke、Max Mckee、Fran-Key、Magaichinと共に<MILD BUNCH>を主催する野村訓市が手掛けている。
支援受付締切は7月7日(火)23:59となり、集まった資金は、休業期間中の赤字補填、CAMPFIRE決済手数料、リターン諸経費・送料、営業再開後の運転資金などに充てられるとのこと。
Contactの出演者及びスタッフからのメッセージ(一部)は以下の通り。
Contactは来るたびに何か新しい発見がある場所だ。前回プレイした2019年12月は、空間現代とRomy Matsのプレイに圧倒された。DJ達とライブバンドが同じ空間を共有していることが新鮮で、そこにいる観客もしっかりと空間を体験していた。世界のベストクラブの一つであり、僕自身プレイしてパーティできるお気に入りの場所でもあるよ。
Barker
万が一Contactがその扉を閉じるという事になればそれは大きな損失だろう。Airの時代からContactに名を変えた今も、ひたむきで情熱的なチームの作り上げる場所でプレイすることはすごく楽しかった。同じビッグブランドのサウンドシステムと共に同じアプローチが繰り返される合理化されたダンスミュージックシーンの中で、Contactのユニークなキャラクター性とトーンのスピーカーで音楽を聴くのは新鮮だ。長年の関係性があるDJだけではなく、リスクを取ってニューアクトをブッキングしてきたチームと一緒に仕事をするのも同じように新鮮だった。彼らが世界中からの若いアーティスト達とも意欲的に実験を試みなければ、日本の現行シーンは違うものになっていただろうし、僕自身のパーソナリティにも深く関わっているので、彼らにはとても感謝しているよ。
Ben UFO
オープニングでも DJをして幾多のパーティーを共に作り上げてきた東京の代表的なクラブContactがクラウドファンディングを始めます。多彩な音楽性とコミュニティが集約して交差する東京ではベストなサイズの音楽文化の拠点の一つであり、存続すべき大切な場所です。ここで働くみんな、我々のような演者、ここに関わっている人は沢山います。まだ続きたい、続かせたいと強く思います。この場所を無くさないためにもご協力お願いします!
DJ NOBU
Contactは、素晴らしいナイトクラブはこうあるべきと言う姿を示しています。今年、初めてContactでプレイした時のお客さん達の熱狂的な歓迎ぶりは忘れられません。あれが私にとっての最後にならないことを願っています。シーンにおいて最もクールなクルー達が運営しているこのクラブは、長年キャリアの確立されたDJ達だけでなく新しいアーティスト達も招聘してシーンを形作り、音楽を推進させることによって、オーディエンスと繋がりを持ってきました。この特別な場所をみんなで大切にし、次世代にその遺産を受け継ぐことができるようにしましょう。
Peggy Gou
今まで経験したことない大変な状況の中、医療関係者や物流関係者、人間らしさを取り戻す為に働いている方々に感謝します。
この度、Contactもお客様のお力添えが必要な状況となりました。Contactは2016年4月に、ダンスミュージックに特化し、国内外のお客様に、おしつけがましくなりますが私たちが良いと思うものをお届けし、楽しんでいただくこと(私たちも楽しむことももちろん)を目的にオープンいたしました。2020年4月には4周年パーティーも企画しておりましたが、無念にも開催はできませんでした。
現状、緊急事態宣言は解除されたものの、クラブが開けられるのはまだ未定であり、再開できたとしても今までのようにはいかないと考えてます。ガイドライン、内容、収支全てです。オープンできない時間が伸びれば伸びるほど、店の存続が厳しくなっております。なんとか、この状況を乗り越えて、ふただびお客様皆さまとダンスフロアーや、バーカウンターでお会いできるように、無理なく、ご協力頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
店長 山下祐一郎
リターンのひとつにある「アルバイトスタッフ応援」という項目は、非正規雇用スタッフのために作りました。皆様のご支援金によって、再開準備に関わる仕事をアルバイトスタッフへ依頼することが可能となります。実際の現場で皆さんと接しているスタッフのほとんどが補償も受けられない状況にあります。Contactは、多くのアルバイトやヘルプ、外注スタッフに支えてもらってきました。オープンから4年が経ち、ほとんどのスタッフが入れ替わっています。せっかく入ってくれたスタッフが辞めていくのを、いつも寂しく申し訳ない気持ちで見てきました。スタッフを育てることはお店を育てることでもあります。1人でも多くのスタッフにとって、ライフワークとしてクラブに関わる道を残すことも目標です。
応援コメントをいただく際には、Contactに改善して欲しい点や、好きなところ嫌いなところ、聴きたいDJ、アーティスト名等のご意見もぜひご記入ください。これからのContactを皆さんと一緒に作っていけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
Let’s Start The Dance Again.
皆さんとダンスフロアでまた逢う日まで。
市川祐子
最後まで「LET’S START THE DANCE AGAIN」をご覧いただき誠にありがとうございます。ContactのCです。
世界の誰もがこのような状況と直面するのは初めてのことで、今後の状況が見えない中、一人ひとりが手探りでもがいていると思います。Contactもその一つです。経験したことのないこの状況で、今後のライフスタイルが変わろうとしています。その中でも、変わらず絶やしていけないものがここContactにはあります。困難な状況を乗り越え、パーティーでしか味わうことのできない熱、グルーブをContactに取り戻すために、皆様の御支援、御協力を宜しくお願いいたします。
C 齋藤直希
INFORMATION
Contact再開に向けてLet’s start the dance again
支援受付開始:2020年6月4日(木)12:00
支援受付締切:2020年7月7(火)23:59
※クラウドファンディング終了後、営業再開目処がたち次第、リターンの履行を進めてまいります。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。