ブッチャー・ブラウン(Butcher Brown)のメンバーで、グラミー賞受賞アーティスト/プロデューサーのDJハリソン(DJ Harrison)が〈Stones Throw〉から3枚目のソロアルバムとしてカバーアルバム『Shades of Yesterday』を2月9日にリリースした。
ビートルズ“Tomorrow Never Knows”のカバーにはクリス・マナック(ピーナッツ・バター・ウルフ)が参加
バージニア州リッチモンドにあるDJハリソンのホーム・スタジオ「Jellowstone」で数年かけて制作された『Shades of Yesterday』。DJハリソンのセルフプロデュース作品であり、ほぼ全ての楽器の演奏をDJハリソン自身が担当している。現行のアンダーグラウンド・ヒップホップからファンク/ジャズ/フュージョンといったジャンルでメディアや批評家たちから高い評価を受けるDJハリソンのエッセンスが詰まった作品であり、いちパフォーマーとしての魅力を最大限に輝かせながら、少年時代を切り取ったアートワークからも分かるように彼のこれまでの歩みが語られる重要な一枚だ。
ビートルズ(The Beatles)の“Tomorrow Never Knows”、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)の“Contusion”、オハイオ・プレイヤーズ(Ohio Players)の“Sweet Sticky Thing”、“Together”、シュギー・オーティス(Shuggie Otis)の“Pling”など11曲のカバー曲が収録。またスティーリー・ダンのレジェンド、ドナルド・フェイゲンのオープニングを務め、ライヴで演奏するのを見て、彼は“IGY”をカバーすることを決めたという。一方、フランスのグループ、シンタックスの楽曲“L’Anthropofemme”については、タイラー・ザ・クリエイターとのL.A.スタジオ・セッションでこの楽曲に出会い、リッチモンドに戻る飛行機の中で“L’Anthropofemme”を繰り返し聴いて、その後スタジオに直行して自分のテイクを録音した。
また、“Tomorrow Never Knows”には、〈Stones Throw〉創設者であるクリス・マナック(ピーナッツ・バター・ウルフ)がゲスト・ヴォーカルとして参加、クリスは本作のミックスとキュレーションにも貢献している。DJハリソンが楽曲について語るミニドキュメンタリー映像も公開されているので、そちらもお見逃しなく。
DJ Harrison – Together
Moshe Kasher, DJ Harrison (Episode 283)
RELEASE INFORMATION
Shades of Yesterday
2024.02.09(金)
DJ Harrison
Label:Stones Throw
Tracklist:
1. You Were Too Good To Be True
2. Galaxy
3. IGY
4. Lil Birdie
5. Contusion
6. Sweet Sticky Thing
7. Ebony Moonbeams
8. Together
9. Tomorrow Never Knows ft. Chris Manak
10. L’Anthropofemme
11. Pling