ルヴィス・コステロとザ・ルーツが、老舗レーベル〈ブルーノート・レコード〉から2013年9月17日にコラボ・アルバム『ワイズ・アップ・ゴースト(Wise Up Ghost)』を独占リリースすることを発表した。

このアルバムの存在は今年1月、フィラデルフィアの人気ヒップホップ・バンド、ザ・ルーツのクエストラブことアミール・トンプソンがビルボード誌とのインタビュー中に余談として触れた際に初めて明かされた。4月20日のレコード・ストア・デイには、本作のテスト・プレスが若干数ホワイト・レーベルとして出回ったが、今秋正式にフル・アルバムとしてリリースされることになったのだ。

レコーディング・セッションの大部分は、フェリス・ハビタット・スタジオで真夜中、秘密裏に行われたが、その他の部分はコステロ所有のフッカリー・クルッカリー・スタジオで行われた。本アルバムについてエルヴィスは、「こちらとあちらを結ぶ最短距離」であり「リズムと読み物の両方」が含まれている、と説明。クエストラブによると、「今作の曲では、僕は暗黒の闇を追求したんだ。エルヴィスはエズラ・パウンド(20世紀初頭のモダニズム運動の中心にいた詩人)の古い詩だとかに夢中になっていたね」とのことだ。

ザ・ルーツの素晴らしいメンバーや仲間達に加え、ロサンゼルスを拠点とするグループ、ラ・サンタ・セシリアのリード・シンガー、ラ・マリソウルがゲスト・ヴォーカルとして参加。 プロデュースはザ・ルーツの長年の仕事仲間であるスティーヴン・マンデルと、エルヴィス・コステロ、そしてクエストラブが共同で手掛けた。本作が、2013年最も予期せぬサプライズ・リリースの1つとなるのは間違いない!