トランス(超越)する実験音楽! アンデス地帯の先住民アイマラの子孫、トランスジェンダーの女性 アーティストとして”ポスト・クラブ”のサウンド・アートを切り開き、時代のカオスとエモーションを揺さぶる現代電子音楽の革新的存在Elysia Crampton(エリジア・クランプトン)初来日公演が決定。8月12日(土)に渋谷WWWに新たに誕生したコンテンポラリーでカッティング・エッジなエレクトロニック/ダンス・ミュージック/ヒップホップが幅広く展開される“拡張の場”WWWβで開催!

メインストリームからアンダーグランド、ダンスからアンビエント・ミュージック、メタルからラテン民謡、自身の出自であるアンデス族のカルチャーの一つであるクィアの歴史にも紐づくトランスジェンダーの”声”を通して、多種多様なサウンドとリズムを切り取り、コラージュを用いて唯一無二の音像を構築する独自の世界観と共に、オルタナティブな超越的存在として現代社会の潮流と相交わりながら、ポスト・インターネット以降の実験電子音楽を体現する時のアーティストElysia Cramptonの東京単独となる初来日公演が<Local World>にて開催。

Rabit, Elysia Crampton – After Woman [for Bartolina Sisa]

同じく自身の出自やジェンダー・セクシャリティをアイデンティティやアートとして打ち出したArca、未公開や非公式の奇妙なヒットソングのエディットやインターネットを介して新た なるDJのアート・フォームとミックス・カルチャーを開拓し、アメリカのマイノリティの音楽カルチャーから生まれたTotal Freedom(Fade To Mind, GHE20G0TH1K)を指標とする”ポスト・クラブ”(ポスト・インターネット以降の折衷的で流動的なフリーフォームなミックス形態)から深化した同世代のLotic(Janus / Tri Angle)、M.E.S.H(PAN)、Amnesia Scanner(Young Turks)、Rabit (Halcyon Veil)、Chino Amobi (NON Worldwide)といった”ミュータント”と 言われる気鋭の実験電子音楽は今、かつてないほどよりパーソナルな背景とポリティカルな文脈が連動しな がら社会性を増し、Elysia Cramptonおいては自身のアイデンティティに纏わる過去に失われた歴史、神話、事件を呼び起こし、世界に散らばる様々な音の意匠とその観念を巧みに織り交ぜなが、世界の再編成 への願いと自己の主権を求める感情的な物語にまで及んでいる。

“茶色い人、クィアとして、どちらも存在することにもがく私の未来との関係は素晴らしい。何故なら私が生きる、創る、具現する物語は、大海原へと投げ出され、希望とエネルギーに満ち溢れたものへと、ポジティブに飛び立つことが出来るからです” Elysia Crampton

国内のライブ・アクトは若手の新鋭プロデューサー2人、元Hi-Hi-Whoopeeを主導していたDJWWWW主宰の〈Wsabi Tapes〉からもリリースされた和の旋律やソフトでチルなエモーションが特徴的な大阪のLe Makeup、メカニックでディストピアなダークさを放つ東京のYoshitaka Hikawa、DJには8月下旬に都内の各所で開催されるベルリンの<3hd Festival>と東京のEBM(T)による気鋭の電子音楽系アート・フェスティバル<インフラ INFRA>のオーガナイザー/アーティストでもあるNozomu Matsumoto、Minとのデュオ・ユニットThe Chopstick Killazや各月パーティー南蛮渡来のオーガナイズ、最近ではブリストルの〈Bokeh Versions〉から12”のリリースやヨーロッパ進出も果たしたネクスト・トライバルなMars89が参加。

ラウンジでは音楽イベント<HARAJUKUZ NIGHTMARE>やレーベル〈VENOM〉を立ち上げリリース、過去には〈NAFFI〉や〈NON Worldwide〉など先鋭的なエレクトロニック/ダンス・ミュージックの海外レーベルやアーティストとのコラボレーション・アイテムを手がけ、渋谷にてコンテンポラリーな音楽とファッションを密接に体現するアパレル・セレクト・ショップRadd Loungeのショーケースが開催。サウンド、ヴィジュアル、ファッションを通じ、過去を参照としない最先端の電子音楽におけるユース・カルチャーの実像が浮かび上がる<Local World>第4弾。

Elysia Crampton

現代電子音楽の革新的存在エリジア・クランプトン来日公演がWWWβで開催! music170726_elysiacrampton_2-700x1027

南アメリカのアンデス地帯の先住民アイマラ(※ペルーとボリビア国境のチチカカ湖周辺を中心に,高度3500m以上の高原地帯アルティプラノに住む先住民。)の子孫、トランスジェンダーの女性サウンド・アーティスト、ミュー ジシャン、詩人であり、現代の電子音楽における最重要アーティストの一人。好事家の間で既に次世代の電子音楽家として話題となっていた前身E+Eでの活動後、Elysia Cramptonとして2015年にFalty DL(Ninja Tune)のレーベル〈Blueberry Records〉からミニ・アルバム『American Drift』のリリースを皮切りに、翌年の2016年にはUSの〈Break World〉から自身と共鳴するアーティスト、また友人でもあるChino Amobi(NON Worldwide)、Rabit(Halcyon Veil)、Why Be、Lexxiとのコラボレーション作品『Demon City』をリリース、祖国ボリビアの自由のために戦ったアイマラのヒロインBartolina Sisaにも捧げる”Severo Style”(Severo=厳格)と名付けたドキュメントとなる叙情詩を創作。その後もKelela とAdrian Piperとのコラボレーション作品『Final Exam』、最新作『Spots y Escupitajo』をロンドンの〈Vinyl Factory〉から立て続けにリリースしている。現代のグローバルなポップスであるヒップホップ、R&Bからローカルなダンス・ミュージック:クドゥーロ、トラップ、ジャージー、レゲトン、歴史的なラテン民謡やクラシック、激情的なメタル、そしてポエム、サウン ド・エフェクト、環境音、ラジオ、ノイズ、シンセなど、多種多様なサウンドとリズムをコラージュやサウンド・プロセスを用いて、ポスト・インターネット以降の複合的、同時的、流動的な文脈から紡ぎ出され る”新感覚のSF”のようなドラマティックでカオティックな世界観と音像を構築。また現代の社会的な潮流へ反響するパーソナルでポリティカルな自身の出自やジェンダー・セクシャリティーをヴィジュアルやテキストで表現したコンセプチュアルな作品が話題を呼び、現代電子音楽のアートやそのオルタナティブを体現する先鋭的な存在として注目を集めている。

EVENT INFORMATION

Local 4 World Elysia Crampton

現代電子音楽の革新的存在エリジア・クランプトン来日公演がWWWβで開催! music170726_elysiacrampton_1-700x993

2017.08.12(土)
OPEN/START 24:00
WWWβ
ADV ¥1,800 @RA/DOOR ¥2,500/U25 ¥1,500

LIVE
Elysia Crampton
Le Makeup
Yoshitaka Hikawa

DJ
Nozomu Matsumoto [EBM(T) / インフラ INFRA]
Mars89 (The Chopstick Killaz) [南蛮渡来 / Bokeh Versions]

RADD LOUNGE presents
HARAJUKUZ NIGHTMARE 14

LIVE
NUJI *ambient set
VELUOR

DJ
XEBEC
Pacific
HIROSHI
WRACK
BIGKINBOY
JNYA

SNAP
ONIJIRU (CHIHIRO ONITSUKA)
KENTARO MURATA

※25歳以下は当日料金の1,000円オフ。受付にて年齢の確認出来る写真付きのIDをご提示下さい。
※1,000 yen off the door price for Under 25. Please show your photo ID at door to prove your age.
※Over 20’s only. Photo ID required.

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