4月28日にリリースされた記念すべき初のコラボレーション・アルバム『Someday World』からわずか一ヶ月、先週のiOS用ARアプリ『Eno Hyde』(App Storeにて無料配信中)の公開に続いて、ブライアン・イーノとカール・ハイドが2ndアルバム『High Life』(6月24日リリース)の完成を発表! 新曲“DBF”の試聴が開始した。
新曲 “DBF”
6曲の長尺曲を収録した計45分(国内盤はボーナストラックを追加収録)におよぶ今作『High Life』は、ブライアン・イーノがこのプロジェクトを表す言葉として掲げている“ライクティ”(スティーヴ・ライヒとフェラ・クティの合成語)という方向性が、前作『Someday World』以上に鮮明に現れた作品となっている。スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラスといった作曲家によるミニマリズム、そしてフェラ・クティやファンクのポリリズミックな音楽にインスパイアされた実験であり、またブライアン・イーノとカール・ハイドがそれぞれ培ってきた音楽的経験や知識の結晶とも言える。
『SOMEDAY WORLD』が完成した時、我々にはまだやり残したことがあり、その時点で制作をストップし、いわゆる宣伝活動に移行すべきではないと感じた。そういった背景で、我々は即座に次のアルバムの制作に取りかかることを提案した。すでに存在したアイディアを拡張させ、新たなアイディアも加えた、まったく異なる作品をね。
― ブライアン・イーノ
できるだけ不必要なものを削ぎ落としたシンプルな機材セットで作業を行うようにした。今作では、僕の引くギターに、ブライアンが生でエフェクトをかけるというやり方にこだわったんだ。そうすることでお互いのパフォーマンスに影響を与え合うことができ、新しいポリリズムのパターンを生み出すことができる。
― カール・ハイド
ブライアン・イーノとカール・ハイドによる最新アルバム『High Life』は、CD、デジタル、2枚組LPのフォーマットでリリースされる。日本先行で6月24日にリリースされる国内盤CDには、ボーナストラックが追加収録され、アーティスト本人によるライナーノーツ訳を封入。ボーナストラックはすべてのデジタル・フォーマットにも収録される。なおiTunesでは、『Mastered for iTunes』フォーマットでマスタリングされた高音質のフォーマットでリリースされ、アルバムを予約すると公開中の“DBF”がいちはやくダウンロードできる。また2枚組LPのみ8月下旬のリリースを予定。
Release Information
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