伝説的ロックバンド・クイーン(Queen)のフロントマンとしても知られるフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の未発表パフォーマンス映像「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」が公開された。
未発表曲「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」が公開
「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」はもともとフレディが1986年のミュージカル『タイム』のためにレコーディングした楽曲「タイム」の未発表ヴァージョンとなる。
プロデュースを手掛けたのは、フレディの長年の友人であり、世界的に成功を収めているミュージシャン/シンガーソングライター兼プロデューサーのデイヴ・クラーク。この新たなトラックの完成までに、彼は2年の歳月を費やした。そしてこの度、40年余の月日を越えて、「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」として6月20日(木)に全世界同時デジタル・リリースされた。
同楽曲のパフォーマンス映像は、ドミニオン劇場で3時間かけて撮影された。撮影には4台のカメラを使用。撮影に用いられたオリジナルの35mmフィルムではなく、ビデオ・テープに記録され、オリジナルの映像は貴重品保管庫行きとなった。
Freddie Mercury ー Time Waits For No One(Official Video)
今回デイヴは昔の映像を編集するに留めたくはないと考えていたそう。彼の手元にあったのは、前述のカメラ4台で撮影された映像のネガと、2014年にデイヴのドキュメンタリー番組『Glad All Over: The Dave Clark Five &
Beyond』が制作された際、パインウッド・スタジオのランク・フィルム現像所に一時保管された後、彼の手元に戻された未現像フィルムのみ。デイヴは編集者とともに4日間閉じこもり、それらのネガをじっくり眺めて検証したという。
その結果、「歌詞の一言一句を噛み締め、味わっていた」というフレディの姿が完璧に表現されている映像を発見し、今回の傑作ビデオが完成した。フレディファン、クイーンファン必見の内容となっているので、ぜひお見逃しなく。