THE AVALANCHES
2000年に名盤中の名盤である『Since I Left You』を1枚リリースしたのみで活動を停止した、オーストラリアの変態サンプリング集団「ザ・アヴァランチーズ」。ディスコ、ジャズ、ヒップホップ、クラシック、映画音楽、果てはマドンナまで、3500ものサンプルをつなぎ合わせたマジックは他の追随を許さない唯一無二の存在です。”Since I Left You”を聴くと、優しい気持ちになれます。
16年振りにリリースされた新作からは往年のサンプリングテクニックとともに、変わらぬ彼らの音楽に対する深いリスペクトを感じました。ターンテーブルを4台並べてのパフォーマンスは、できれば最前列で観たいなぁ。直近のBarcelonaのLIVEではデヴィッド・ボウイの”Let’s Dance”をカヴァーしてましたが、そんなこと<フジロック>でやられたらたぶん僕は泣きます。
The Avalanches / Since I Left You
電気グルーヴ
レッチリの後にLIVEできるアーティストが世界にどのくらいいることでしょう。(そういえば永ちゃんがやってたなと、書き終わってから思い出した。)2006年の<フジロック>を思い出した方もたくさんいるのではないでしょうか。20周年の<フジロック>において、「電気グルーヴ」はこれ以上ないクロージング・アクトです。
過去の出演からも、グリーンステージにおける電気グルーヴのLIVEは最高のひとことに尽きます。2006年は巨大スクリーンDJ卓、2014年はプロジェクションマッピングと演出も最高でした。
“N.O.”、”シャングリラ”、”FLASHBACK DISCO”、”虹”と畳み掛けるようなセットリストを期待しても良いでしょうか。とにかくグリーンステージの電気グルーヴは最高です。これ以外の言葉が見つかりません。4万人のみなさんと一緒に、”富士山”と叫ぶ準備をしておきましょう。
Denki Groove / 富士山
SOICHI TERADA
日本のハウスシーンの黎明期からキャリアを持つ「寺田創一」。代表曲である”Sun Shower”は故 ラリー・レヴァンがヘビープレイしていました。
80年代後半〜90年代前半にリリースした楽曲をコンピレーションしたアルバム『Sounds From The Far East』がきっかけでヨーロッパを中心に再評価されています。ジェイミー・エックス・エックスの来日公演では本人からの指名によりサポートアクトを務めるほど。
<フジロック>には北米、オーストラリア、ヨーロッパと勢力的に海外でギグを行ってからの凱旋です。女性ヴォーカルをフューチャーした名曲の数々を期待しています。“Do it Again”のイントロがかかったら盛り上がるんだろうなぁ。
Soichi Terada & Shinichiro Yokota Do It Again
DJ HARVEY
最終日の夜は楽しかった3日間の思い出と、あと数時間で終わってしまうという寂しさが入り混じり、少しセンチメンタルな感情を覚えます。だからだろうか、レッドマーキー最後のDJは誰もがハッピーになれるようなDISCOチックな楽曲をかけることが多い気がしています。今年のレッドマーキー最後のDJは「DJハーヴィー」。ブッキングしてくれた方に心から感謝します。DJハーヴィーほど多幸感をあたえてくれるDJはそういません。ことしはとても幸せな<フジロック>納めをする事ができます。
DJハーヴィーのキャリア、DJ のスタイルについてはこちらの記事に書かれているので割愛します。
DJ HARVEYってどんな人物? 歴史やライフスタイルなどをまとめてみた
疲れた身体に鞭打って踊るなか、「Locussolus」名義によるシンセサイザーがとても美しいバレアリックな名曲 “Next To You”がかかったりしたら泣いてしまうかも知りません。
Locussolus / Next To You
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僕が初めて<フジロック>に行ったのは2005年、ファットボーイ・スリムが観たかったからです。よこなぶりの大雨のなかでビッグビーツで踊り、雨が止んだあと雲間から見えた星空がとても美しかったのを覚えています。それから<フジロック>は僕の大好きなPARTYとなりました。これを読んで少しでも<フジロック>に行ってみたいと思ってくれたクラバーの方がいると嬉しいです。
EVENT INFORMATION
『SMASH go round 20th Anniversary』FUJI ROCK FESTIVAL’16
2016.07.22(金)、23(土)、24(日)
OPEN 09:00/START 11:00/CLOSE 23:00(予定)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場