ジャンルも世代も異なるラインナップの大トリはもちろんGalileo Galilei。POP ETCでのライブに続いてすぐ登場した彼らは、クリスが残したムードもあってか、1曲目の“明日へ”で尾崎雄貴（Vo、G）がファンに向けてハンドクラップを求めるなど、開放感溢れるスタートだ。佐孝仁司（B）のエフェクティブなベースも印象的な大曲“老人と海”も今の3人の高い表現力で曲が描く情景が思わず目に浮かぶようだった。
中盤のMCで雄貴がおのおののバンドに対する印象を語るとともに「いろんなイベントを見て人間的なつながりを感じるものは多いけど、俺らは音楽的にいいと思ってるアーティストが集まってくるものにしたかった」と主旨を説明してくれた。そして“夏空”、“バナナフィッシュ浜辺と黒い虹 with Aimer”と新旧のナンバーを違和感なくつなぎ、自然とフロアに大合唱が起こる“Birthday”、本編ラストは尾崎和樹（Dr）のタイトなファンクネスも冴え渡った“星を落とす”で大きなグルーブを巻き起こした。
すでに3時間以上、熱心にステージを見入っているファンはそれでもまだ足りないとばかりにアンコールを求め、再び3人が登場。秋から始まるワンマンツアーの告知にフロアは嬌声に満たされる。再びクリスを呼び込み、彼も特に好きなナンバーである“Jonathan”、そしてラストはイントロで大歓声が起こった“青い栞”。充実の一夜を自ら祝福するような大きな演奏で締めくくってくれた。
なお、この日のMCで11月6日の東京・Zepp Divercityを含む秋の全国ワンマンツアー＜Galileo Galilei”broken tower tour”2015＞の開催を発表。3月11日にはニューシングル“恋の寿命”もリリースしたばかりの彼らの動向から目が離せない。
Galileo Galilei – “恋の寿命”
★Galileo Galilei SET LIST
01.明日へ
02.老人と海
03.Imaginary Friends
04.くそったれども
05.夏空
06バナナフィッシュの浜辺と黒い虹 with Aimer
07.Birthday
08.星を落とす
EN 01.Jonathan
EN 02.青い栞
