「これまでにない音楽フェスティバル」として、2023年に幕を開けた<GMO SONIC>が、1月25日・26日の2日間にわたり<GMO SONIC 2025>を開催する。
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<GMO SONIC>は、過去2年間で、ZEDDやBlack Eyed Peas、The Chainsmokersといった世界的アーティストから、LE SSERAFIMやaespaなどK-POPのスター、そして日本の実力派アーティストまで、ジャンルを超えた豪華なラインナップで音楽ファンを魅了してきた。
3回目の開催となる今回は、その豪華なラインナップがさらにスケールアップ。クラブミュージックシーンのスーパースターからグローバルポップスター、さらに国内外の新進気鋭アーティストまでが顔を揃えたことで、開催前から大きな反響を得ている。
そこで本稿では、開催を控える<GMO SONIC 2025>の予習として、過去2回の<GMO SONIC>に参加してきた筆者が、アーカイブ映像とともにこれまでの感動的な瞬間を振り返りながら、その魅力を紹介する。
The Chainsmokers、Marshmello、LE SSERAFIMが出演した<GMO SONIC 2023>
<GMO SONIC>の魅力として、まず挙げられるのが世界基準のパフォーマンスと観客の一体感だ。記念すべき初年度は、世界的なEDMスターの競演が大きな話題を呼んだ。
まだコロナ禍の影響が残るこの年のヘッドライナーを務めたThe Chainsmokersは、全世界トータル楽曲再生数290億回超えの実力を存分に発揮。当時の最新曲“High”から“Paris”といった往年の名曲まで、幅広い選曲のセットリストを展開。代表曲“Closer”では、メンバーのドリュー・タガートによる生歌唱も披露されるなど、ファンの期待に応えるパフォーマンスが会場を大いに沸かせた。
GMO SONIC 2023|THE CHAINSMOKERS
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同じくヘッドライナーを務めたMarshmelloは、シグネチャーサウンドである「トラップ」に加え、当時人気が再燃したばかりの「ジャージークラブ」なども織り交ぜた斬新なDJプレイを披露。代表曲“Alone”など世界的EDMヒットの数々で、会場の熱狂を最高潮に導いた。
GMO SONIC 2023|MARSHMELLO
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K-POPシーンからは、LE SSERAFIMが圧巻のパフォーマンスを披露。“FEARLESS”のライブ映像からは、グローバルに活躍する彼女たちの実力の高さが伝わってくる。
GMO SONIC 2023|LE SSERAFIM『FEARLESS』
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さらにJO1の“SuperCali”、NOAの“Just Feel It”といった映像で見られる、海外アーティストに引けを取らない日本発のグローバルアーティストたちの躍動感は必見だ。
GMO SONIC 2023|JO1『SuperCali』
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GMO SONIC 2023|NOA『Just Feel it』
また、この年はAlan WalkerやKep1er、Ian Dior、&TEAMなど、国内外の実力派アーティストたちが印象的なパフォーマンスを披露し、初開催ながら充実した内容となった。
Zedd、KYGO、水曜日のカンパネラらが集結!
さらにサプライズでAwichも出演した<GMO SONIC 2024>
2年目となる2024年は、より多彩なラインナップで観客を魅了した。初日のヘッドライナーを務めた「ダンスミュージックの天才」Zeddは、代表曲“Spectrum”やAriana Grandeとのコラボアンセム“Break Free”で会場を熱狂させた。
GMO SONIC 2024|ZEDD
世界的ポップスターBlack Eyed PeasはJ. Rey Soulを加えた編成で登場。“Let’s Get It Started”“Boom Boom Pow”など、数々のヒット曲を披露。特に“I Gotta Feeling”では、会場全体が一体となった大合唱も起こり、伝説的なステージとなった。
GMO SONIC 2024|Black Eyed Peas
2日目のヘッドライナーを務めたKygoは、自身のシグネチャーサウンドである「トロピカル・ハウス」の真髄を見せつけるステージを展開。特に代表曲“Firestone”をピアノとストリングス隊の生演奏付きで披露するという贅沢な演出に観客は酔いしれた。
GMO SONIC 2024|KYGO
また、2年連続出演となったSteve Aokiは、この年もパーティーモンスターぶりを発揮。日本の「ヒップホップクイーン」Awichを迎え、“GILA GILA”を披露するなど、サプライズ込みの観客の度肝を抜くアッパーなパフォーマンスは文句のつけようがない。
GMO SONIC 2024|STEVE AOKI
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さらにこの年は、国内から水曜日のカンパネラが出演。ヒット曲“エジソン”など特有の世界観を持つ楽曲でフェスに新たな色彩を加えた。
GMO SONIC 2024|水曜日のカンパネラ
また、この年はGalantis、Timmy Trumpet、Chris Lake、aespa、RIIZEなど、初年度同様、EDMとK-POPシーンから実力派アーティストたちが出演。さらに日本を代表するヒップホップアーティスト、KREVAも出演するなど、フェスとしての更なる進化を見せる内容となった。
「和」をキーワードにさまざまな趣向を取り入れた演出
次に「和」をキーワードにさまざまな趣向を取り入れた演出も<GMO SONIC>の大きな魅力と言えるが、過去にこの演出の中核を担ってきたのが、THE FACTORYとDRUM TAOだ。
日本の伝統芸能を現代的に解釈したチーム・THE FACTORYは、2023年の初開催から2年連続で出演。着物やメイド服を着たパフォーマーたちがアリーナやステージに姿を現し、和楽器と電子音楽が融合した革新的なサウンドで観客を魅了してきた。また、<GMO SONIC 2024>では、ステージに設置された花道でエアリアルを披露するなど、さらに進化したパフォーマンスで注目を集めたことは記憶に新しい。
GMO SONIC 2024|THE FACTORY
一方、<GMO SONIC 2024>に出演した和太鼓演奏集団・DRUM TAOは、華やかな和装のパフォーマーたちとともに生命力みなぎる和太鼓の響きで会場を圧倒。鮮やかなLED照明など最新のステージテクノロジーと伝統的な和の要素が見事に調和したパフォーマンスは、<GMO SONIC>が目指す”日本文化の世界への発信”を体現するものだった。
GMO SONIC 2024|DRUM
こうした日本文化の伝統とエンターテイメントが融合したGMO SONICならではの世界観は、公開されている過去の映像を見れば、つぶさに伝わってくる。
ちなみにDRUM TAOは<GMO SONIC 2025>への出演も決定しており、さらなる進化を遂げたパフォーマンスへの期待が高まっている。
“これまでにない音楽フェスティバル”が新たなステージへ
このように回を重ねることで独自の世界観を確立してきた<GMO SONIC>だが、3回目となる今年は、SkrillexやMartin Garrixを筆頭に、ANYMA、Peggy Gou、Metro Boominなど、クラブミュージックシーンの最高峰に立つスーパースターが集結。一方で、今年は例年よりもK-POPアーティストが少なくなったが、その代わりに今やK-POPの枠を超えてグローバルポップスターとして音楽シーンを席巻するROSÉの出演は、この豪華ラインナップにおいても、目玉と言えるほど大きなインパクトを放っている。
また、過去2度出演しているJO1からは、川西拓実、河野純喜、與那城奨の実力派ボーカリスト3人が特別ユニットとして出演するなど、このフェスだけのスペシャルな試みにも注目が集まっている。こうした豪華かつジャンルレスなラインナップの実現は、<GMO SONIC>が目指す”これまでにない音楽フェスティバル”が、新たなステージへと歩みを進めたことを印象付ける。
2年間の軌跡を振り返ると、<GMO SONIC>が単なる音楽フェスティバルを超えて、日本発の新しいエンターテインメントの形を提示してきたことが改めてよくわかる。3回目となる今年も数々の観客の記憶に残る感動的なステージが生まれることだろう。ぜひ、当日は、会場で進化した”これまでにない音楽フェスティバル”を体験してほしい。きっと他では体験できない<GMO SONIC>ならではの感動を味わえるはずだ。
なお、<GMO SONIC 2025>のラインナップの詳細や見どころについては、「クラバーがGMO SONIC 2025に行くべき4つの理由」で詳しく紹介しているので、そちらもぜひチェックしていただきたい。
Text:Jun Fukunaga
INFORMATION
GMO SONIC 2025
2025.1.25(土)・26(日)
埼玉・さいたまスーパーアリーナ
主催・企画:
GMOインターネットグループ株式会社/株式会社クリエイティブマンプロダクション
制作・運営・招聘:株式会社クリエイティブマンプロダクション
協力:さいたまスーパーアリーナ
問い合わせ:株式会社クリエイティブマンプロダクション
TICKET:
・PLATINUM STANDING:¥25,000-(税込)
・PLATINUM STANDING 2日通し券:¥47,000-(税込)
・GA(一般/全自由):¥14,000-(税込)
・GA(一般/全自由)2日通し券:¥26,000-(税込)
・U19:¥10,000-(税込)
・U19・2日通し券:¥18,000-(税込)
※U19(中学生以上20歳未満)は、アリーナエリア入場不可詳細はこちら