③ 編集部・ダブルビーの予想!
★年間最優秀アルバム
ダフト・パンク『ランダム・アクセス・メモリーズ』
今年のグラミーの“最優秀アルバム”は荒れるんじゃないかな〜、コレといったこの時代を代表するようなアルバムなんてなかった様な気がするし・・。ウ〜〜ン、マテヨ・・、アッタ!! アッタヨ! それはダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』! ナニイッテルンダ、毎年R&B系はあってもクラブ系のノミネートは少ないって?? オイオイ彼らはもはや“クラブ系”じゃくくれないのはみんなも承知ダロ? なんせ今年はどこもかしこでもプレイされまくってた“ゲット・ラッキー”はファレル・ウィリアムズにナイル・ロジャースが参加だし、アルバムにはアカデミー賞も取ってるジョルジオ・モローダーも参加ダゼ。ウ〜ンあのうっとりするようなリッチなサウンド・・、今まで彼らがサンプリングしてきたようなオリジナルなミュージック達を今度は自分たちで作っちまったってようなもんだ。もう時代は“2013年”ダゼ・・、そろそろ恐竜の化石なようなカントリーやスタジアム・ロッカーにプライズをあげてる時じゃない。金色の仮面をかぶったこの2人組をウィナーにするべきダネ!
★個人的に気になる賞「最優秀R&Bアルバム」
ジャスティン・ティンバーレイク『20/20 エクスペリエンス』
オイオイ、今年の“最優秀R&Bアルバム”ノミネートどころかプライズを受賞するのは彼しかいないね。ガキなティンジャスのバービーの方じゃないぜ! オレなんか彼の新作を聴いた次の日にすぐさまバーバー・ショップに駆け込んだね。そうさ、すぐさま彼のようなJTカットにしたのさ…。そう、オレは彼になりたいんだ。シングルの“テイク・バック・ザ・ナイト”を聴いたかい? 「明日なんて来るかわからない。今夜はまたあの日のようにしけ込もうぜ♪」ってサイコーな元カノへの懇願ソングだぜ! それでもJTは上から目線はかかせないサイコウの男! ホント、オレは彼になりたいね…、“スーツ&タイ”でバッチリ決めてさっ!! だからこのプライズは彼しか考えられない! グラミーでも客席のレディーたちの眼を♥をすることはマチガイナシだろう〜。
④ 編集部・ヤーマダの予想!
★年間最優秀アルバム
カニエ・ウエスト『イーザス』
神様、カニエ様、イーザス様。遂に自分のことを神扱いしちゃいましたよ。その一方、自身をロクデナシと罵るんですからそのバランスがたまらないですよね(今年6月にNYで観たライブでは最後「I’m a Douchebag=おれは勘違い野郎」とひたすら繰り返しながら消えていきました)。“New Slaves(=現代の黒人奴隷)”という楽曲だったり、KKK(白人至上主義団体)を黒尽くめにしたヴィジュアルが印象的なこの作品。ちょうど来年は 「アメリカ公民権法」成立から50年を迎えますし、この政治的にも音楽的にも強烈な作品が受賞することが大きな意義をもつのでは?
★個人的に気になる賞「最優秀サウンドトラック・アルバム作曲賞映画、テレビ、その他映像部門」
マイク・パットン『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』
例年、<アカデミー賞>とリンクするこの部門。正直、「音楽がよかったね~」って映画は映画自体良くないと思うんです。そこで、映画も音楽もパーフェクトだったのがライアン・ゴズリングとブラッドリー・クーパーが濃密な人間ドラマを繰り広げる映画『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』。本作のサントラを選出。実はこれフェイス・ノー・モアのマイク・パットンが手掛けています。バンドではいつも雄叫びを上げているおっさんがめちゃめちゃ繊細な音楽で映画を彩るんですから驚きですよ。まさに映画音楽としては文句なしの内容となっています。