世界各国から美女が集まる<Defqon.1 2016>
世界各国から美女が集まることでも有名な<Defqon.1 2016>。美女を含んだ会場の雰囲気は写真でお楽しみいただければと思う。
3日間を締めくくる感動のフィナーレ
開催3日目の日曜日には、Hardstyleレーベル〈Tokyo Massive Style〉のマネージャー、日本で人気上昇中の「Massive New Krew」のメンバーが日本からオランダに訪れていた。キャンプサイトで彼らとゆっくり話してから、各自観たいステージへと向かった。〈Tokyo Massive Style〉のマネージャー曰く、Hardcoreの音楽は「フィットネスの要素も人気の一つでは!」と話してくれた。たしかに、汗だくに一心不乱に踊る人達を観て、その意見に納得した。
3日目は、UV STAGEを中心に撮影を行った。蝶をモチーフにした綺麗なステージでシャボン玉等、幻想的な雰囲気を出しており、私は非常に好きなステージである。「ZATOX」が、このステージでのクロージングを務め、最高のパフォーマンスを観せてくれた。アンセムのキックに合わせて一斉に手を上げる瞬間は、まさに壮観。ステージ終了後、笑顔でサインをする彼はまさにヒーローのようであった。
そして、最後はメインとなるRedステージでの3日間を締めくくるフィナーレ「ファイヤーショー」である。メインステージのドラゴンから、眩い光の線がフロア全体を包み、会場のボルテージは最高潮に達する! そして、MCのVILLAINは、ステージに立ち続け声を張り上げている。そして日常では絶対に目にすることが出来ない世界が目の前に1時間にわたり繰り広げられるのである。感動的なフィナーレと会場の歓声で3日間の熱狂が終わり、見知らぬ観客同士が余韻と共にハグをする。そんな、美しい光景が広がっていた。
Defqon.1 Weekend Festival 2016 | Official Saturday Endshow
こうして、3日間に渡る<Defqon.1 2016>は、エンディングを迎えた。去年と比較すると、各ステージに注目のアーティストが多く出演していた。そしてなにより、より多くのアーティストを撮影できたことが最大の収穫であった。アーティストが素晴らしいパフォーマンスを披露する瞬間に立ち会えることはフォトグラファーとして一番の喜びである。
また、オランダ、ヨーロッパで活躍するHardcoreのヘッドライナー・クラスのDJ達が日本でもパフォーマンスを行っている。それは、日本でHardcoreシーンを作るCrew達が各々の思いで最高のPARTYを行っている証拠であるといえるだろう。特に<Tokyo Massive Style>、<Superbad MIDI Breaks>、<HARDGATE>は、現在も色々な取り組みを日本で盛んに行っている。オランダのフェスティバルは勿論だが、日本でHardcoreシーンを作り上げているCrew DJにもっと、注目して欲しいと思っている。私としては日本人のHardcoreシーンを作っているDJ達がオランダでプレイするようになることを心から望んでいる。だからこそ、オランダのHardcoreフェスの最前線で、私は最高の1枚を日本に届けていきたいと思っている。是非、日本のHardcoreヘッズはオランダでチャレンジして欲しい。オランダでは、やれば、道は拓ける土壌があると肌で感じている。だからこそ、日本人HardcoreのスターDJが1〜2年内に<Defqon.1 2016>でプレイする瞬間を、カメラマンとしてオランダで待っていたい。
「オランダの爆音に踊った夏 Hardcore 野外Festival 2016 最前線:後編」は、<Dominator 2016>を撮影した写真と共に特集。次回の記事も楽しみに待っていて欲しい!
photo by Atsushi Harada