長谷川白紙が〈Brainfeeder〉との契約を発表。あわせてレーベルからの第一弾シングル“口の花火[英題:Mouth Flash(Kuchinohanabi)]”がリリースされた。
サム・ウィルクス参加、長谷川白紙が〈Brainfeeder〉より新曲をリリース
フライング・ロータス(Flying Lotus)の主催レーベルであり、サンダーキャット(Thundercat)やルイス・コール(Louis Cole)らを擁する〈Brainfeeder〉。長谷川白紙はフライローからインタビューで名前を挙げられ、主催プログラム『THE HIT』へと出演するなど、かねてより交流があった。そしてこの度レーベルとの契約が発表、日本人としては初の〈Brainfeeder〉所属アーティストとなる。
リリース第一弾となるシングル“口の花火”は、ジェットコースターのようなスピード感溢れる目まぐるしい展開を長谷川ならではのポップネスで聴かせる楽曲に。ゲストにサム・ウィルクス(Sam Wilks)を招き、グルーヴィなサウンドに仕上がっている。ジャケットは、中国出身のビジュアルアーティストであるShanliangが手がけたもの、楽曲の歌詞イメージからインスピレーションを受け描き下ろされたアートワークとなっている。
釣部東京による斬新なMV公開|初のオフィシャルサイト開設、会員限定日記も
同時にミュージックビデオも公開、これは映像企画「長谷川白紙 Q13」でもコラボレーションした釣部東京が手がけている。ミュージックビデオ内では、兼ねてより長谷川が注目をしていた韓国を拠点に活動するYoon Jiのダンスや、影山紗和子によるアニメーション、長谷川白紙“草木”のMVも手がけた現代美術家・海野林太郎によるフッテージ映像など、様々な異なる世界が釣部東京のCGグラフィックや花火をモチーフにしたグラフィックなどと合わさり、躍動感とスケール感溢れる斬新なビデオとなっている。
そして、初となるオフィシャルホームページも開設。これまでTwitterのみでの発信されていた長谷川の情報などがいつでも確認できるようになり、会員限定の日記なども公開される。あわせてチェックしていただきたい。
この度、〈Brainfeeder〉と契約したことをお知らせ致します。そして、“口の花火”という新曲を配信開始致します! とても素敵なMVも同時に公開されます。
わたしがこれから行っていくべきだと感じていることは、わたし自身の身体による音楽の撹乱であり、首尾一貫していないものの、混沌の露呈です。この曲はまさにその皮切りとなるものだと考えています(身体はつねに歴史にさせられ、分類される力を受けながら、つねに同時に個人による語りや歌や踊りのはざまにも位置しているように思えます)。
それを、活動を通して音楽の混沌を提示し続けてきた〈Brainfeeder〉というとても重要なレーベルから出せることが本当に光栄です。
是非聴いてみてください…! 頑張りました! よろしくお願いします! パシャー
長谷川白紙
楽曲のエネルギーと祭り囃子のようにも聞こえる独特のリズムから、あらゆる文化や要素が合わさった「ニューお祭り」をテーマに演出、制作。
長谷川白紙本人が楽曲から連想しピックアップした断片的なシチュエーションや情景、韓国で活躍するダンサーであるYoon Jiのパワフルなダンスパフォーマンス、影山紗和子の描く愛らしくも癖のあるキャラクターとアニメーション、海野林太郎の現実を鋭く切り取った実写映像、花火をモチーフにしたグラフィックデザインなど、様々な映像を組み合わせ、一見乖離しているような現実と非現実からなる要素達が混ざり合いながら未知の祭りと盛り上がりの様子を描く。
釣部東京
長谷川白紙 – 口の花火
RELEASE INFORMATION
口の花火|Mouth Flash(Kuchinohanabi)
2023.07.25(火)
長谷川白紙|Hakushi Hasegawa
〈Brainfeeder〉/〈Beat Records〉