蓮沼執太フルフィルの新アルバム『フルフォニー』のアートワークを横尾忠則が担当！ビジュアルが初解禁

音楽家／アーティストの蓮沼執太がコンダクトする現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ、蓮沼執太フィルのメンバーに加え、2017年に実施されたオーディションから選ばれた10名が加わり、総勢26名による蓮沼執太フルフィルが新作アルバム『フルフォニー』を発売する。この度、横尾忠則が手掛けたジャケットのアートワークが解禁された。

蓮沼執太フルフィル『フルフォニー』のアートワークを横尾忠則が担当

今作は、2018年にすみだトリフォニーホールで初演され、＜FUJI ROCK FESTIVAL ’19＞や日比谷野外大音楽堂など数多くのライブの現場で演奏されてきたお馴染みの楽曲が音源化されたものだ。

全10曲が収録された本作において、リード曲“windandwindows”では、一聴した瞬間に蓮沼執太フィル印とわかるような印象的なメロディーが紡がれる。また、M2〜M5の4楽章で構成されるオーケストレーション「FULLPHONY」では、アンビエント楽曲“Ⅰ. Difference”から幕が開き、今作のアートワークのような壮大な景色が見えてくる“Ⅱ. Greeting”、さらに一転してミニマルなリズムが刻まれる“III. Gush”を経て、オーケストラの熱量が頂点となる最終楽章“Ⅳ. Faces”を迎える。アルバム後半は、原曲の印象的なフレーズを残しつつ、全曲異なるアプローチで蓮沼執太自身が手掛けたリミックスが収録されている。

生演奏による豊かなオーケストレーション、エレクトロニクスの要素も含めたリミックスから成る本作は、まさに先鋭的なサウンドトラック集といえる仕上がりに。本作に寄せた蓮沼執太のコメントは以下の通り。

ジャケットは横尾忠則さんが1970年代初頭に2年間に渡って日本各地を旅をしながら風景画を制作された「日本原景旅行」シリーズから、『大沼と駒ケ丘』という作品を選ばせていただき、横尾さんにアートワークを手がけていただきました。駒ケ岳が夕日のような光に照らされていながらも、青空が広がり、大沼には蓮の花が咲き、魚が跳ねていたり、白鳥が泳いでいる。緑豊かなほとりには、果樹があり、花が咲いて、鳥や虫が自由に生きている。描写されているそれぞれの生物や非生物が共生しているように感じます。

蓮沼執太

またアルバムリリース配信記念として、8月29日（土）には＜蓮沼執太フィル・オンライン公演 #フィルAPIスパイラル＞が開催されることに。蓮沼執太フィルとゲストによる編成でアルバム収録曲を中心に披露されるほか、アーティストと観客がオンラインを通じて夏の夜を共に楽しむ企画も盛り込まれる予定だ。早割のチケットは本日より発売となっている。

そして明日8月6日（木）には、J-WAVE『STEP ONE』にて“windandwindows”のフル音源が初オンエアされる。こちらもお聴き逃しのないよう。