気インディー・レーベル主催の週末イベント、<Hostess Club Weekender>もいよいよ2日目。心配された雨が何とか持ちこたえて迎えたこの日は、初日とは打って変わってロックンロール色濃厚なラインナップ。これまで同様、転換の時間や演奏時間をたっぷり取って、限りなく単独公演に近いライヴが繰り広げられた。

割と落ち着いた人が多かった初日と比べると会場の雰囲気も変化していて、この日は開始早々から歓声や手拍子が積極的に生まれるパーティー・モード。昼過ぎから早くも酒を飲んで観客を煽りまくったザ・ボヒカズを筆頭に、ほぼ演奏のみでぐいぐい引っ張ったトーイ、大会場をNYのバー/クラブに変えたジョーン・アズ・ポリス・ウーマン、モッシュ/ダイヴが発生したクラウド・ナッシングス、そして最後のキャット・パワーと文字通りの熱演を繰り広げた。また、会場内のスクリーンでは恒例の「One Minute Left」でクラウド・ナッシングスのディラン(・バルディ:Vo, G)君が持ち時間を持て余して困るというナイスな映像も公開。1日目とはやや雰囲気を変えながらも、同時に<HCW>らしい遊び心を感じさせてくれる雰囲気だった。それでは2日目も、会場に集まったお客さんの感想から!

■ザ・ボヒカズ
「作品を聴いてない人でも惹き込んで楽しませてしまう雰囲気が凄くかっこよかったです。実際、僕はCDは聴いてこなかったんですけど、さっきライヴを観てメロメロになりました(笑)。そういうことが頻繁に起こるのがフェスの醍醐味ですよね」

(招待企画に当選した学生)

■トーイ
「ここまで観た中ではトーイが凄くよかったです。5人であれだけの音を鳴らせるのは凄いなぁと思うし、延々演奏が終わらない感じがかっこよかった。クールで恐い人たちかと思っていたら、普段は気さくそうな性格だったのにもビックリでしたね」

(ナオちゃん)

■ジョーン・アズ・ポリス・ウーマン
「ナンパしようと思っていたら、知らないお姉さんがライヴをやっていて、それが凄くかっこよくてその場を離れられなかったんですよ」「こいつ、本当に最後まで観てましたからね」「最高でした。今日は本能で楽しめるアーティストが多いと思うし、仕事してる人は『おつかれさま……!』って感じです」

(クタニタケシ/クタニヒロミ)

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