国内外から高評価を受け、年間ベストの有力な候補として挙げられているハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)の最新作『Mood Valiant』。本アルバムに収録されている“And We Go Gentle”のミュージックビデオが公開となった。
Hiatus Kaiyoteが“And We Go Gentle”のMVが公開!
本ミュージックビデオは、先日公開された“Canopic Jar”のミュージックビデオと同様にグレイ・ゴースト(Grey Ghost)が手掛けている。映像には、ネイ・パーム(Nai Palm)演じる蛾が街を彷徨う場面も登場するなど、ユニークな内容となっている。
6年ぶりのアルバムとなった最新作『Mood Valiant』は〈Brainfeeder〉より発売中。国内盤CDには、ボーナストラックが追加収録され、歌詞対訳と解説が封入されている。また、数量限定で、Tシャツセットも発売中だ。輸入盤LPは、通常盤ブラック・ヴァイナルと限定盤レッド・イン・ブラック・インクスポット・ヴァイナルに加えて、特殊スリーヴ仕様でポラロイド写真とステッカーが封入された、暗闇で光るデラックス盤蓄光ヴァイナルの3種で発売されている。他にも、輸入盤CD、カセットテープ、デジタル配信でもゲットできるので、ぜひお見逃しなく!
『And We Go Gentle』は、なぜ蛾が光に惹かれるのかを歌った曲。ビデオでは、モスラ(ゴジラを倒す蛾の怪獣)にちなんで、特撮という日本映画のスタイルを参考にしたいと思った。水槽の水草と古い足袋で衣装は自作した。このビデオは愛を探すものだけど、ユニークでユーモラスな視点で描かれている。撮影当日の朝には地震があり、それが撮影の神秘性と壮大さを高めてくれた。グレイ・ゴースト監督と再び仕事ができるなんて夢のようだった。彼はとてもクリエイティブ。
ネイ・パーム
“And We Go Gentle”のコンセプトは、ナイのビジョンそのものだった。彼女の頭の中には、すべてのストーリーが描かれていて、それを私に説明してくれたとき、私はすぐに気に入った。リアルさとノスタルジックな雰囲気を出すために、16mmフィルムで撮影しなければならないと思った。私は彼女の蛾の世界の壁の上のハエになりたかった。物語と映像は、バカバカしさと美しさが同居しているように感じる。店のオーナーやスピードのディーラーなど、バンドのメンバーを登場させたところが気に入っている。蛾を演じたナイの演技は素晴らしくて、撮影現場で見ていて本当に笑えた。DOPのJoey Knoxは16mmフィルムの達人で、私たちが本当に走り回っていた中で見事な仕事をしてくれた。
グレイ・ゴースト
Hiatus Kaiyote – ‘And We Go Gentle’ (Official Video)
RELEASE INFORMATION
Canopic Jar
2021年10月29日(金)
Hiatus Kaiyote
Brainfeeder
Tracklist:
Side A
1. Journey To The Crystal Tomb
2. Canopic Jar
Side B
1. Canopic Jar (Instrumental)
2. Canopic Jar (Acapella)
Mood Valiant
2021年6月25日(金)
Hiatus Kaiyote
Brainfeeder
Tracklist:
01. Flight Of The Tiger Lily
02. Sip Into Something Soft
03. Chivalry Is Not Dead
04. And We Go Gentle
05. Get Sun (feat. Arthur Verocai)
06. All The Words We Don’t Say
07. Hush Rattle
08. Rose Water
09. Red Room
10. Sparkle Tape Break Up
11. Stone Or Lavender
12. Blood And Marrow
+ 13. Stone And Lavender (Duet Version) [Bonus Track]