カナダのトロント出身のイスラム教徒で若干23歳の注目のR&Bアーティスト、ムスタファ(Mustafa)が新曲“Come Back”のジェイムス・ブレイク(James Blake)とのライブ演奏動画を公開した。
Mustafaが新曲“Come Back”のJames Blakeとのライブ演奏を公開
ムスタファは以前から詩人として活動、ドレイク(Drake)が彼のSNSでその才能を絶賛したことから注目を集め、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)やカミラ・カベロ(Camila Cabello)などに歌詞提供したことでも知られる。今回の新曲は2年前に銃撃を受けて21歳の若さで亡くなったトロント在住のラッパー、スモーク・ドーグ(Smoke Dawg)への鎮魂歌だという。
増加する銃犯罪によって友人たちが次々に命を落としたことや、トロントの貧困層の間で蔓延る問題を人々により知ってもらうため、詩人の活動から音楽のキャリアへと足を踏み入れたムスタファは、亡くなった友人たちと生まれ育ったホームタウンに捧ぐデビュー・シングル“Stay Alive”を3月にリリース。同曲はトラヴィス・スコット(Travis Scott)やドレイクらのプロデュースを手掛け、グラミー賞にもノミネートされたフランク・ドゥークスとジェイムス・ブレイクがプロデューサーを務め、音楽誌Rolling Stoneなどから絶賛された。
Mustafa – Stay Alive
今回のライブ映像公開にあたり、ムスタファは以下のコメントを発表している。
俺が若い頃に抱えていた精神的な重荷から解放してくれて、若くして亡くなった友人たちの物語を歌うことを手助けしてくれているジェイムス・ブレイクに本当に感謝している
ムスタファ