ラストを飾ったのは6月にニュー・アルバム『yes?』を発表したばかりの今谷忠弘を中心としたプロジェクト、ホテルニュートーキョー。今谷のギターを核に、スティールパン、ベース、ドラム、ホーン隊3人、鍵盤という大所帯編成でのパフォーマンス。セットはほぼ『yes?』に収録の楽曲からで、ホテルニュートーキョーの“現在”を存分に味わえるものに。サーフな浮遊感と心地よさ、熱風のようなエモーション、涼しげなエキゾ感……、様々な表情を見せるそのサウンドは、朝方とか夕方とかの黄昏時のドライヴに聴いたら最高だろうなあ。
トレモノ、Ovall、Curly Giraffe、ホテルニュートーキョーとそれぞれに個性豊かな4組を揃えながらも、不思議と統一感があったのがこのイヴェントの面白いところ。イヴェントのコンセプトからアーティストのチョイスに至るまで、音楽ファンのツボをつくようにしっかりと練られているのが<The Real Music Show>なのです。今後もJeep®は音楽を通して“自由と冒険へのリアルな体験”をテーマに様々なイヴェントを遂行予定なので、そちらもぜひお楽しみに!!
text by Naohiro Kato
all photo by 横山マサト