トロイト・テクノのパイオニア、ジェフ・ミルズの来日が決定。ゴールデンウィークに東京、名古屋、大阪の3都市ツアーを行う。各地を回るのは2012年10月以来となるので久々のツアーは見逃せない。

Profile:Jeff Mills(ジェフ・ミルズ)

1963年デトロイト市生まれ。デトロイト・テクノと呼ばれる現在のエレクトロニックミュジックの原点ともいえるジャンルのパイオニア的存在。 高校卒業後、ザ・ウィザードという名称でラジオDJとなりヒップホップとディスコとニューウェイヴを中心にミックスするスタイルは当時のデトロイトの若者 に大きな影響を与える。1989年にはマイク・バンクスとともにアンダーグラウンド・レジスタンス(UR)を結成。1992年にUR を脱退し、NYの有名なクラブ「ライムライト」のレジデントDJとしてしばらく活動。その後シカゴへと拠点を移すと、彼自身のレーベル〈アクシス〉を立ち上げ る。1996年には、「パーパス・メイカー」、1999年には第3のレーベル〈トゥモロー〉を設立。現在もこの3レーベルを中心に精力的に創作活動を行っている。Jeff Millsのアーティストとしての活動は音楽にとどまらない。シネマやビジュアルなどこの10年間、近代アートとのコラボレーションを積極的に行ってきている。2000 年フリッツ・ラングの傑作映画『メトロポリス』に新しいサウンドトラックをつけてパリ・ポンピドゥーセンターで初公開した。翌年にはスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』にインスパイアされた<MONO>というインスタレーションを制作。2004年には自ら制作した DVD 「Exhibitionist」を発表。このDVDはHMV渋谷店で洋楽DVD チャート一位を獲得するなどテクノ、ダンスミュージックの枠を超えたヒットとなった。パリのケブランリー博物館内展示の音楽担当やシネマテークでのシネミックスイベント(“Cheat” by Cecil B Demille / “Oktober” by Sergei Einstein / “Woman In The Moon” by Fritz Lang)などの功績が讃えられ2007年フランス政府より日本の文化勲章にあたる「Chavalier des Arts et des Lettres」を授与。その後もポンピドゥーセンターでイタリア、フューチャリズム100周年記念の展示で唯一生存アーチストとして映像作品を展示したり、 2012年には<Dancer Sa Vie>というエキシビションでJosephine Bakerをモチーフにした映像作品を展示。同年2012年は主催〈アクシス・レコーズ〉の20周年記念として300ページにおよぶブック「SEQUENCE」を出版。2013年には日本独自企画として宇宙飛行士、現日本科学未来館館長毛利衛氏とのコラボレーションアルバム『Where Light Ends』をリリース。同時に未来館の新しい館内音楽も手がけた。

Event Information

JEFF MILLS “MAN FROM TOMORROW” JAPAN TOUR

●名古屋公演
2014.05.02(金) @CLUB JB’S 名古屋
OPEN:23:00
DJ:JEFF MILLS、APOLLO(eleven.)
LIGHTING:YAMACHANG
SOUND DESIGN:ASADA

●大阪公演
2014.05.03(土) @LIVE & BAR ONZIEME
OPEN:21:00
DJ:JEFF MILLS、KEN ISHII、SEKITOVA、LOE、and more
VJ:COSMIC WORLD、KOZZE

●東京公演
2014.05.04(日) @AIR
OPEN:23:00
DJ:JEFF MILLS -Opening till Closing set-