ジョーダン・ラカイ(Jordan Rakei)が最新アルバム『What We Call Life』を9月17日(金)にリリースすることを発表。同時に新曲“Family”を先行公開した。
Jordan Rakeiが〈Ninja Tune〉より『What We Call Life』をリリース予定!
本作『What We Call Life』においてラカイは音楽表現の幅をこれまで以上に広げている。レコードの中核にあるのはネオソウルとヒップホップが融合した、ファンにとってはおなじみのものに。その一方で、自身の音楽世界により深く潜り、エレクトロニックとアコースティックのサウンドに加え、骨太なグルーヴにアンビエントな雰囲気をからめており、より豊潤かつ、きめ細やかで、質感に富んだものを生み出している。『What We Call Life』では初めて、創作プロセスの最初から最後までをフルバンドと共作した。
また本作はかつてないほど、ジョーダンの内面を掘り下げたアルバム本作。ニュージーランドで生まれ、オーストラリアで育ち、そしてロンドンを拠点とするアーティストが紡ぐその歌詞は、セラピーを通して自己について学んだことをテーマにしている。
本作のアートワークを作成したのはカナダ出身、LAに拠点を置くアーティストのジャスティン・タイラー・クローズ(Justin Tyler Close)だ。遠隔撮影セッションで製作され、ジョーダンがインターネット経由で送ったイメージをスクリーン上に投影し、それをクローズが撮影したものとなっている。国内盤CDにはボーナストラックが収録、歌詞対訳と解説が封入される。バイナルはブラック、半透明グリーン、そしてクリア・ブラック・ホワイト・スプラッターと3種類が発売され、全て帯付きで発売される予定だ。ぜひ、彼のスイートでビターな歌声に浸ってほしい。
問題に取り組んでいるうちに、セラピーで学んだ様々な教訓をぜひ自分の音楽で紹介したいと思い始めたんだ。子供の頃のことだとか、両親や兄弟との関係や、ロンドンで自立したこと、新婚生活のこと、両親の夫婦関係と比べた自分の夫婦関係への理解だとか。自分の脆さを囲む壁に体当たりして正直になりたかったんだ。
こういったテーマは『What We Call Life』のリードシングル“Family”をはじめとする曲に表れていて、“Family”をこれまでで「最も内面的」な歌詞だ。
生まれと育ちに関する同様の思索と、環境が生き方を左右するという考察は“Clouds”にも表れている。この歌はジョージ・フロイドの死後に世界中で巻き起こったBLM運動について歌ったものだ。この曲でラカイは自身の混血としての出自(父は太平洋諸島人で母は白人)と、西側社会で白い肌を持つがゆえに 与えられた恩恵についても歌っている。
例の運動のおかげで、この点についてたくさん考えることができた。そしてセラピーのおかげでそれについて書けるようになった。以前だったら、こういったことにここまで率直にはなれなかった
– Jordan Rakei
RELEASE INFORMATION
What We Call Life
2021年9月17日(金)
Jordan Rakei
label: Ninja Tune
tracklist:
1. Family
2. Send My Love
3. Illusion
4. Unguarded
5. Clouds
6. What We Call Life
7. Runaway
8. Wings
9. Brace
10. The Flood
11. The Flood (Acoustic)Bonus Track