オノ・ヨーコやザ・フレーミング・リップス(The Flaming Lips)、シャロン・ヴァン・エッテン(Sharon Van Etten)、ボン・イヴェール(Bon Iver)とも共演し、現在はロサンゼルスに拠点を置くボーカリスト/プロデューサー、ジュリアナ・バーウィック(Julianna Barwick)。この度、彼女の最新作『Healing Is A Miracle』が〈Ninja Tune〉から7月10日(金)にリリースされることが決定し、新曲“Inspirit”のMVが公開された。
Julianna Barwickの新アルバムが〈Ninja Tune〉よりリリース決定
『Healing Is A Miracle』では、彼女の即興演奏と機材への造詣により、独特な瞑想状態をもたらすサウンドや歌声、そして開放的な作品世界が紡ぎ出されている。
アルバムのタイトルは、“人間の体が自らを修復しようとする働きが、いかなるものであるか”ということを考えた際に思いついたものだという。彼女は「例えば手を切ってしまったとき、傷が痛々しくても、2週間後には見た目では何もなかったかのようになってしまう……これって何だかすごいことでしょう?」と述べており、彼女の作品全体がそうであるように、今回のアルバムは“すべては自身の感性に従った結果、どこに行き着くのか”ということがテーマになっている。
自分の力で何かを作り、ただ愛を形にする……それは感動的な体験だった。私がレコーディングしていたのは、自分の心から出てきた音楽であって、決して「課題」や仕事のためではなかったのだから……少しだけ涙するようなこともあった。
Julianna Barwick
本作品には、ノサッジ・シング(Nosaj Thing)、メアリー・ラティモア(Mary Lattimore)、そしてシガー・ロス(Sigur Rós)のヨンシー(Jónsi)の3人が参加しており、バーウィックによる有機的なサウンドに対して、それぞれの存在感が発揮されている。
ヨンシーとの交流は、プロデューサーのアレックス・ソマーズの仲介によって始まったという。バーウィックは、2013年のアルバム『Nepenthe』のレコーディングでもヨンシーとセッションをしており、「ヨンシーは、世界最高の歌声の持ち主だと思う」「ヨンシーの声と合わさった自分の声を聴くのは、人生の喜びのひとつなの」と述べている。
アルバムのアートワークは、ジョエル・カズオ・クネンシルトによってアイスランドで撮影された。これは空中撮影の映像から抜き出された画像であり、海岸線の光景が上空からドローンで撮影されたものだ。本日公開された“Inspirit”のMVにも、この映像が使用されている。
『Healing Is A Miracle』は限定のサイン入りLPも発売されるとのことなので、リリースを心待ちにしていだたきたい。
Julianna Barwick – Inspirit (Official Video)
RELEASE INFORMATION
Healing Is A Miracle
2020.07.10(金)
Julianna Barwick
Ninja Tune/Beat Records
国内盤CD
¥2,200(+tax)
BRC-648
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説歌詞対訳冊子封入
TRACKLISTING:
01. Inspirit
02. Oh, Memory ft. Mary Lattimore
03. Healing Is A Miracle
04. In Light ft. Jónsi
05. Safe
06. Flowers
07. Wishing Well
08. Nod ft. Nosaj Thing
+ Bonus Track for Japan