トム・ミッシュ(Tom Misch)との共作で話題のユセフ・デイズ(Yussef Dayes)と組んだユニット、ユセフ・カマール(Yussef Kamaal)としての活動が絶大な評価を受けたことでその名を知らしめ、ヘンリー・ウー(Henry Wu)名義で〈Eglo〉、〈MCDE〉、〈Rhythm Section〉といったレーベルからリリースした12インチが、DJより支持を集めているカマール・ウィリアムス(Kamaal Williams)。この度、自身が運営する〈Black Focus〉より待望の最新作『Wu Hen』を7月24日(金)にリリースすることをアナウンスし、同時に新曲“One More Time”を公開した。
Kamaal WilliamsことHenry Wuの2ndアルバム『Wu Hen』がリリース&新曲公開
『Wu Hen』は南ロンドンを拠点にクロスオーバーに活動するアーティスト、カマール・ウィリアムスことヘンリー・ウーによる2ndアルバムであり、これまで以上に聴き手を高みへと誘うアルバムとなっている。
アルバムのタイトル『Wu Hen』は、ヘンリーのおばあちゃんが子供の頃に彼につけたニックネームでもあるそう。彼の台湾側の家系は呉王朝の出身で、呉という名前は「天国への入り口」という意味も。『Wu Hen』では、彼の家系から現在の精神的な使命に至るまでの道のりが描かれており、Othelo Gervacioによる雲のようなカバーアートにもそれが反映されている。
「俺たちがジャズを学んだのは街角であって、教室ではない」と公言しているヘンリー・ウー。彼がアーティストとして受けてきたヒップホップ、グライム、UKガラージ、ハウスに70年代のファンク、ソウル、ジャズを重ね合わせることで、自身が“ウー・ファンク(Wu Funk)”と表現する独自フュージョンを生み出している。
今回のアルバムには、ストリングにミゲル・アトウッド・ファーガソン(Miguel Atwood-Ferguson)、べースのリック・レオン・ジェイムス、サックスのクイン・メイソン、ロサンゼルスを拠点にするドラマー、グレッグ・ポール(カタリスト・コレクティブ所属)、ハープ奏者アリーナ・ジェジンスカラ、ラッパーのマック・ホミー(Mach Hommy)、そしてケイトラナダ(KAYTRANADA)との共作で知られるローレン・フェイス(Lauren Faith)がボーカルとして参加している。
中でもフライング・ロータス(Flying Lotus)との共同制作を始めレイ・チャールズ(Rey Charles)、ドクター・ドレ(Dr. Dre)、メアリー・J・ブライジ(Mary J Blige)などと共作しているミゲル・アトウッド・ファーガソンは、彼らしい特徴的なストリングスのサウンドを披露しており、鮮やかな色彩と豊かな深みを与えている。
待望の最新作『Wu Hen』はデジタル、国内盤CDで7月24日リリース、輸入盤CD/LPは8月14日(金)リリースとなっている。国内盤CDにはボーナストラックが収録され、輸入盤LPは通常のブラックヴァイナルに加え、限定のレッドヴァイナルが発売される。
これはマインド革命であり、精神的な反抗だ。新しい高みに到達するためには、物質的な世界から自分自身を切り離し、実体のないものに力を見出すことが必要なんだ。それがアートとか音楽っていうものなんだ。原始的な感情であろうと、何か深いものであろうと、それをただ感じるんだよ。そして、俺の作品全体には潜在的に共通した要素がある。もし絵を描いているなら、それは絵を描いている時に感じることだ。作品を見ている人も、音楽を聴いている人も、それを感じることができる、なぜならそれは嘘偽りのないものだから。
Kamaal Williams (Henry Wu)
Kamaal Williams – One More Time(Official Audio)
RELEASE INFORMATION
Wu Hen
2020.07.24(金)
国内盤CD BRC-643:¥2,200(+tax)
KAMAAL WILLIAMS
label:Black Focus / Beat Records
国内盤特典:ボーナストラック追加収録 / 解説書封入
TRACKLISTING
01. Street Dreams(Feat. Miguel Atwood-Ferguson*)
02. One More Time
03. 1989*
04. Toulouse*
05. Pigalle
06. Big Rick
07. Save Me(Feat. Mach-Hommy)
08. Mr.Wu
09. Hold On(Feat. Lauren Faith)
10. Early Prayer
11. 3 Yourself(Bonus Track for Japan)