プリンスも生前に絶賛。影響を受けたミュージシャンに、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、ニーナ・シモン、ロバータ・フラック、ノラ・ジョーンズの名前を挙げるキャンディス・スプリングスが来日し、東京でコンベンション・ライブを開催した。

アメリカ・ナッシュビル出身のシンガー・ソングライター&ピアニスト、キャンディス・スプリングスが東京のcafe104.5でコンベンション・ライブを開催。イベントはCDショップディーラーやマスコミ関係者など招待客のみを集めて開催され、会場のcafe104.5は立ち見も出る満員の盛況となった。

キャンディス・スプリングスはピアノの弾き語りで7曲を演奏。「ジョン・コルトレーンが有名にした曲”ソウル・アイズ”をアルバムのタイトルにしたいと思ったの。私に合っている楽曲だから」と語った。サム・スミスの“ステイ・ウィズ・ミー”については、「演奏してYouTubeにアップしたら、プリンスからツイッターでメッセージが来て。嘘だと思ったわ。そしたらレコード会社に本人が電話をくれた。」と語り、プリンスからの共演の誘いに「三日後には(プリンスのスタジオである)ペイズリーパークで歌っていた」というエピソードを披露した。

プリンスも絶賛。キャンディス・スプリングス、コンベンション・ライブで観客を魅了 music160526_kandacesprings_2

「ノラ・ジョーンズが私をインスパイアしてくれた。父親が彼女のアルバム(2002年のデビュー・アルバム『ノラ・ジョーンズ(Come Away With Me)』)を買ってくれたの。若い女性がピアノを弾いて歌っていることのに、少女だった私は影響を受けたわ。」と話し、大好きだという“ザ・ニアネス・オブ・ユー”を披露した。「オスカー・ピーターソンのシカゴ・ブルース風」などとピアノ演奏を説明するシーンもあり、ジャズ、ブルースへの深い愛情を感じさせるショウとなった。

プリンスも絶賛。キャンディス・スプリングス、コンベンション・ライブで観客を魅了 music160526_kandacesprings_3

「日本にはまたすぐにでも帰ってきたい」と話したキャンディス・スプリングス。ジョニ・ミッチェル、ハービー・ハンコックなどとの仕事でグラミー賞を受賞しているラリー・クラインをプロデューサーに迎えたアルバム『ソウル・アイズ』は7月1日(金)に発売となる。

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photo by 濱谷幸江