最近は、ヒップホップ界のお騒がせセレブとして知られるカニエ・ウェスト(Kanye West)が、契約を結んでいるレーベルとまた揉めているようだ。
カニエ・ウェスト
Hollywood Reporterによると、現在契約を結んでいるレーベル〈EMI〉との契約には、「あなた(カニエ)の専業として、メジャーなレーベルとの作曲、レコーディング、プロデュース業に積極的に参加しなければならない」と記されており、また「ソングライター、レコーディングアーティスト、プロデューサー業を引退しようとしてはならず、またこれまでキャリアを築き上げようとしてきたときと同様の態度で、これからの音楽キャリアを追求していかなければならない」とも書かれているようだ。
カニエはこの件について〈EMI〉と争う態度を見せており、現在民事裁判に訴えを起こしているとのこと。これまでにも彼は契約を結んできたレーベル4社を訴えたことがあるようで、今回でレーベルとの争いは5ケース目ということになる。
一方で、彼は自身プロデュースのスニーカーシリーズ「YEEZY」のためにオーダーしていた大量の繊維をキャンセルし、6800万円もの大金を未払いのままだったことで、日本の会社「東紀繊維」から訴えられている。また、2016年にリリースしたアルバム『The Life of Pablo』収録の楽曲「Ultralight Beam」で、ある子供の声を無断でサンプリングしたことでその子供の親から訴訟を起こされていたことも話題となった。
何かと話題を欠かない彼だが、音楽のセンスは誰もが認めるところ。このままリタイアせずに音楽活動を続けてくれれば、と願うファンも多いのではないだろうか?