渋谷慶一郎が運営するレーベル〈ATAK〉より、2002年の設立以来発表してきた全作品が2017年9月11日(月)から毎月11日に3から4タイトルずつ、iTunes、Amazon Musicなど30以上のデジタル配信ストアより世界一斉に配信、販売されることが発表された。
また高音質音源はOTOTOYから配信、販売される。OTOTOYでは発売日にあたる毎月11日に同タイトルを高音質音源で配信販売し、その都度、渋谷と気鋭の若手音楽評論家・八木皓平の配信アルバムについての対談が連載されることも決定している。
2017年9月11日(月)に発売されるのは『ATAK001』『ATAK002』『ATAK015 for maria』の3作品で、既にiTunes Music Storeを始めとした各種配信サービスでダウンロード可能となっている。
絶盤の復刻を含む、アルバム3作品
『ATAK001』は、2002年11月に発売されたレーベル最初の作品であり、渋谷慶一郎と当時のパートナーであり〈ATAK〉の共同設立者mariaによるラップトップデュオ・slipped diskによるフルアルバム。音響的複雑性と強力なグルーヴが混在したサウンドによってミュージックシーンのみならずアート、デザイン等、各方面で衝撃的な話題作となった。
『ATAK002』は2003年当時、長きに渡ってコンピューターによる活動を封印していた高橋悠治がラップトップにより電子音楽復帰を果たした記念碑的作品であると同時に渋谷とのコラボレーション作品。本作品は絶版となって久しく、今回は待望の復刻となる。
『ATAK015 for maria』は2008年にリリースされた渋谷慶一郎、初のピアノソロ・アルバム。ピアノソロのCDとしては異例のロングセラーを続けるこのアルバムは現在のハイレゾ、高音質ブームを先取りするDSDレコーディングとマスタリングの徹底的な駆使により最高音質、解像度のアコースティックアルバムは電子音楽のカッティングエッジにもなり得ることを証明し、また渋谷の大きな転機にもなった作品。現在まで、国外では配信購入可能だったものの本日より国内では入手可能となる。OTOTOYではDSDデータの販売も開始される。
ブームを先取りするDSDレコーディングとマスタリングの徹底的な駆使により最高音質、解像度のアコースティックアルバムは電子音楽のカッティングエッジにもなり得ることを証明し、また渋谷の大きな転機にもなった作品。現在まで、国外では配信購入可能だったものの本日より国内では入手可能となる。OTOTOYではDSDデータの販売も開始される。
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