ロンドン拠点とする実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ『MODE』のスピンオフ企画にて来日中の現代電子音楽の要人でもあるLaurel HaloとYPYを迎えたパリのレーベル〈Latency〉10周年パーティが今週木曜にWWWβにて緊急開催されることに。レーベル主宰のSIDNEYとSULEIMAN、ローカルから本年Giant Swan、Mark Fell、Rian Treanor等を招聘した解体新書主宰のRomy Mats、大阪の老舗レコード店Newtoneのバイヤーを長年務めるAkieを迎える。
【今週木曜】パリのレーベル〈Latency〉10周年パーティがWWWβで開催
2013年にSouleymane SaidとSidney Gerardによってパリに設立された〈Latency〉は、アートやパフォーマンスと対話しながら、広大な音楽スペクトルを掘り下げるインディペンデント・レコード・レーベル。本レーベルは、Laurel Halo(アメリカ)、名パーカッショニスト、Mohammad Reza Mortazavi(イラン)、オーストラリアのデュオ・HTRK、ドイツのエレクトロニック・パイオニア・Moritz von Oswaldといったアーティストの多様な作品をフィーチャーしたフィジカル盤とデジタル盤の両方をリリースしている。
Laurel Halo Boiler Room New York DJ Set
Laurel Halo at Semibreve Festival 2020
YPY Boiler Room x Dommune Osaka Live Set
LAUREL HALO — Mercury (LATENCY 014)
過去10年間、〈Latency〉はアンダーグラウンド・シーンに大きな影響を与えてきた。同レーベルは、ローマのVilla Medici、パリのPantheon、ベルリンのAtonal、Marian Goodman Gallery、ニューヨークのPioneer Worksなど、様々なイベントや文化施設でコンサートやダンス・パーティをキュレート。レイテンシーの独特な美学は、Louise Lawler、Jill Mulleady、Samia Halaby、Slavs & Tatars、Marguerite Humeau.など、現代アーティストとのコラボレーションによるジャケット・アートにも反映されている。年の瀬にふさわしい貴重な宴をぜひ現地で体験してほしい。