第61回グラミー賞にて「最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞」を受賞したシンガーソングライターのリオン・ブリッジズ(Leon Bridges)が、新曲“Motorbike”をMVと共に本日リリースした。
Leon Bridgesの新作アルバムが今夏発売決定!Anderson .Paakが監督を務めた新曲“モーターバイク”のMVも公開
リオン本人は、本楽曲の発端についてプロデューサーのネイト・マーセロー(Nate Mercereau)が制作したアフロビートのようなインスト音源で、親しい友人たちと30歳の誕生日をプエルトリコで過ごした時に感じたエネルギーにインスパイアされて書き上げたとコメント。今という瞬間を生き、大切な相手をバイクの後ろに乗せて逃げ出す様子を歌ったラブソングとなっている。
同楽曲のMVは、ミュージシャン、プロデューサー、ドラマーなど多彩な才能で注目を集めるアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)が監督を務めた。一見歌詞に描かれている恋人が幸せな日常を過ごしているだけのように見えるが、リオンが恋人の女性に銃をプレゼントしたところからストーリーが急転し、予想外の結末を迎えることとなる。
2人によるコラボレーションは今回が初めてだが、リオンは「ソウル・ブラザーのアンダーソン・パークと一緒にできて光栄だ」、アンダーソン・パークは「このラブストーリーの映像の監督を僕に託してくれてありがとう」と投稿しており、お互いへの熱い信頼を見せている。
また新曲発表に併せて、同楽曲に収録される3年ぶり通算3作目となる新作『Gold-Diggers Sound』を7月23日(金)にリリースすることも発表した。iTunesでは本日からアルバムの予約が可能となっており、予約をすると新曲に加え、昨年リリースされた“Sweeter(feat.Terrace Martin)”が即ダウンロード可能だ。
アルバム『Gold-Diggers Sound』のタイトルは、ロサンゼルスにあるスタジオ、ホテル、バー、演奏会場という要素を兼ね備えた施設「Gold-Diggers」が由来となっている。リオンが約2年にわたって住みこみ、仕事をし、時にはバーでお酒をたしなんだというこの空間でのアルバム制作作業は、没入的でソウルフルな感動を彼に与えたため、その経験を称えたネーミングに。
本アルバムのプロデューサーを務めたのは、リゾ(Lizzo)のメジャーデビューアルバム『Cuz I Love You』を手掛けグラミー賞を受賞したリッキー・リード(Ricky Reed)。リオンの前作『Good Thing』収録のグラミー賞で最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞を受賞した“Bet Ain’t Worth the Hand”でも共作・プロデューサーとして名を連ねており、そんな相性抜群の2人が今作で再びタッグを組んでいる。また、ジャズ・ピアニスト、作編曲家のロバート・グラスパー(Robert Glasper)も参加しており、彼らがどのようなケミストリーを生み出したのか、注目せずにはいられない!
リオンは2020年はツアーなどの開催はできなかったものの、グラミー賞7度受賞歴を誇るジョン・メイヤー(John Mayer)をフィーチャーした“Inside Friend”のほか、オバマ元米大統領による「Barack Obama’s 2020 Summer Playlist」に選出されたミュージカルトリオ、クルアンビン(Khruangbin)との楽曲“Texas Sun”など、新曲をコンスタントにリリースしてきた
2021年は、7月のアルバムの発売以外にも、9月には<ボナルー>や<ガバナーズ・ボール・フェスティバル>など、アメリカで開催予定の音楽フェスティバルへの出演も決定しており、ファンにとってはうれしいアクティブな1年となりそうだ。まずは本楽曲&MVと7月に発売されるアルバムを楽しみに待とう!
Leon Bridges – Motorbike(Official Video)
RELEASE INFORMATION
Motorbike
2021年5月14日(金)
Leon Bridges
Gold-Diggers Sound
2021年7月23日(金)
Leon Bridges
1. ボーン・アゲイン(リオン・ブリッジズ&ロバート・グラスパー)
2. モーターバイク
3. スチーム
4. ホワイ・ドント・ユー・タッチ・ミー
5. マグノリアズ
6. ゴールド・ディガーズ(ジュニアーズ・ファンファーレ)
7. ディテールズ
8. ショウ・ナフ
9. スウィーター feat. テラス・マーティン
v10. ドント・ウォーリー feat. インク
11. ブルー・メサズ