昨年
『拓く人』から約1年振りで、2016年初のリリースとなるソロアルバム『風光る』は、相も変わらずキレキレなLIBRO印のビートとLIBROのラップが全編に堪能出来る作品に仕上がった。さらにそのビートを最大限にひきだす客演には、 漢 a.k.a. GAMI、ポチョムキン(餓鬼レンジャー)、小林勝行、仙人掌、5lack、DJ BAKUと、LIBRO自身が敬愛する豪華面子を招いて彩りを添える。目的は勝ち負けではなく、“言葉の行き先”、その“価値観”、それがもたらす“音楽の効能”・・・LIBROがブレずに歌い、鳴らし続ける音が詰まっている。
さらにそのリリースパーティーが7月24日(日)に新宿ANTIKNOCKで行われる。特別ゲストとして前作でもゆかりの深い、PUNPEE、嶋野百恵なども参加し、今作だけでなくLIBRO自身の魅力を味わえるまたとない機会となっている。業界からも熱視線が注がれるLIBROのビートを生で是非味わってほしいものだ。
PROFILE:LIBRO
日本のヒップホップ・シーン黎明期から活動をスタート。97年にラップ、トラックメイキング双方を手がけるスタイルでデビュー。98年にリリースしたミニ・アルバム「胎動」は、様々なアーティストが自らのスタイル確立に切磋琢磨するヒップホップ・シーンの中において、全く新しい風を吹き込むオリジナリティ性を提示、大きな話題を呼ぶこととなった。03年の「三昧」以降は、トラックメイカーとしてあらゆるジャンルの匂いを取り入れつつも、何にも偏ることのない自らのジャンルに昇華してしまう突出したセンスでラッパーやシンガーにトラックを提供。06年にはFUURI名義でフルアルバム&DVDをリリース。全曲のサウンドプロデュースを担当。09年にはLIBRO名義では初のインストアルバムとなった「night canoe」をリリース。2014年5月、当代きっての個性的なラッパーを招いた「COMPLETED TUNING」、そして同年末に発表されたインストアルバム「COMPLETED TUNING INSTRUMENTALS」、そして2015年1月にはBLACK SWANからEP「GEAR」を、同年4月、全編で自身がマイクを握ったソロアルバム「拓く人」をリリース。10月に嶋野百恵をゲストボーカルに迎えたアルバム「オトアワセ」を発売。2016年5月、全編ラップソロアルバム「風光る」を発売。
LIBRO / NEW feat.ポチョムキン